「流血避けるため…」現職初 韓国・尹大統領 内乱首謀の疑いで拘束(テレビ朝日系(ANN)) – Yahoo!ニュース

午前7時半ごろ、大統領公邸の入口付近に進入を防ぐために横づけされたバスを梯子を使って乗り越えていく捜査員とみられる姿をカメラが捉えました。 その後、バスに乗り込んで移動させ、人が通れるスペースを確保すると、次々と捜査員たちが敷地内へと入っていきました。韓国の捜査当局による2度目の拘束令状の執行が始まりました。 非常戒厳を巡り内乱を首謀した疑いでこれまで3回、捜査当局から出頭要請を受けるも応じていない尹大統領。 大統領公邸には、入り口付近にバスなどが配置されたほか、さらに奥にも道路をふさぐように横づけされているバスが確認できます。 韓国メディアによると、公邸の敷地内には入口から建物までの間に3つのバリケードが張られるなど、尹大統領、徹底抗戦の構えをみせていて、今月3日に行われた拘束令状の執行は失敗に終わっていました。 15日も長期戦になるとの見方がありましたが、午前10時33分に尹大統領の身柄が拘束されました。韓国で現職大統領の身柄拘束は史上初めてです。 捜査当局の建物に入る直前に撮影された尹大統領。現在取り調べが行われていますが、黙秘を続けているということです。

ANNソウル支局 河村聡記者 「まずは捜査側の態勢が大幅に拡大されたことがある。前回、警察はサポートに回る形で、高官犯罪捜査庁という捜査機関が主導したが、ここはそれほど大きな組織ではない。人員も少ない。今回は警察が主導する形になり、機動隊だけで3000人以上を投入しました。消耗戦も視野に入れた圧倒的な人員で大統領に迫った。一方、警護側は、前回のように“人の壁”を作ることはなく、捜査員を本気で止めようとはしていなかったという見方も。事態の長期化による疲弊や、警察との物理的衝突への懸念から、幹部クラスからも拘束を防ぎ続けることへの反発の声がかなり出ていた模様。大統領側として一枚岩になれなかったことが背景にある」 拘束される前に撮影された、国民に向けた尹大統領のメッセージ動画です。 尹大統領 「血を流すような不幸な事態を防ぐため、違法捜査ではありますが、いったん当局への出頭に応じることにしました。しかし、私は捜査を認めているわけではありません」 捜査当局が尹大統領を拘束できるのは最長で48時間。それまでに逮捕状の請求ができるかが今後の焦点となります。

テレビ朝日

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