15日、韓国では非常戒厳を巡り「内乱」の疑いで捜査が進んでいた尹錫悦大統領に対して捜査当局が拘束令状を再執行し、大統領公邸に進入し拘束した。 【映像】望遠レンズで撮影された大統領公邸の様子 現職大統領初となる身柄拘束の“舞台裏”はどのような状況だったのか? テレビ朝日外報部 荒木基デスクに聞いた。 尹大統領が拘束されたことについて荒木デスクは「公邸は山の中腹にあり、細い道に3つのバリケードがあったため『突破に3泊4日かかるか』という長期戦の覚悟もあったようだが5時間程度で大統領が拘束された。公邸には多くの市民が集まったがほとんどが大統領支持派だった」と説明した。 実はこの“大統領支持”の動きは公邸周辺だけではなく、世論調査にも現れているという。 「弾劾訴追案が可決された時の尹大統領の支持率は10%台だったが、先週の世論調査では40%近い支持率を集めた。じわじわと支持率を上げ始め、街中で弾劾に反対するデモも繰り返されている。この動きの背景には野党側が重要な職務の人間に対してくり返し弾劾を発したことによる“政治の不安定化”などがある」 勢いを取り戻しつつあるという尹大統領について韓国メディアはどのように報じているのか? 荒木デスクは「検察出身の尹大統領はありとあらゆる法律の解釈を駆使して本気で職務に戻るつもりだと報じられている。これは大統領を責める側も同じでなんとか弾劾しようとしており、法律論争になっている」と説明した。 さらに、公邸の周りにはカメラを持ったYouTuberが多数いたという。 「かなりの望遠レンズで撮影し、大統領の様子や金建希夫人の犬の散歩などを逐一YouTubeで伝えている。もちろん、大統領支持の人もいれば、『弾劾せよ』という立場のYouTuberもいる」 今後、尹大統領はどうなるのか? 「先週の世論調査結果一つを見ても、流れが右に行ったり左に行ったりとまだ予断を許さない状況だ」 (ABEMA NEWS)
ABEMA TIMES編集部
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