スパーズに完勝もさらなる改善求めるファン・ダイク「相手にもっと苦しい思いをさせたかった」
リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクは、4-0での完勝となったトッテナム戦からも今後のさらなる成長への課題を感じている。 リバプールは6日、アンフィールドで行われたEFLカップ準決勝2ndレグでトッテナムと対戦し、4-0で快勝。2戦合計4-1としたレッズは、2シーズン連続のファイナル進出を決めた。 先月に敵地で行われた1stレグを0-1で落としていたなか、ホームで逆転突破を図ったチームは前半半ば過ぎにFWコーディ・ガクポのゴールで2戦合計スコアでタイに戻すと、後半は畳みかける3ゴールを挙げて一気に逆転。シュート26本枠内10本に対して、相手の攻撃をシュート5本枠内0本と完璧に封じ込み、スコア通りの内容で完勝した。 そして同試合後、アルネ・スロット監督は「今日のパフォーマンスは私にとって最もうれしいものだった」と決勝進出とともにチームパフォーマンスを称えた。 だが、ピッチ上の指揮官はイギリス『スカイ・スポーツ』で、より良いパフォーマンスを見せられたはずだとやや苦戦した前半のパフォーマンスに苦言を呈した。 「僕らには完璧なパフォーマンスが必要だった。ハーフタイムまでに、激しさという点でレベルを上げて、彼らにさらにプレッシャーをかけることができると思うし、僕自身もチームにそう話した」 「しかし、今夜のようにここで勝てたことはチームとクラブにとって素晴らしいことであり、今はFAカップに集中しているよ」 その前半の不満について具体的な説明を求められると、トッテナムの選手の治療などの影響でプレーが切れる難しさは認めながらも、より相手を苦しめるような戦いができたはずだと改善点を指摘した。 「もちろん、非常に激しいプレーで試合を始めたかったが、前半に何度か試合が中断されたと思う。それによって、それまであった勢いが少し台無しになってしまった」 「それでも、ときどきはそうしていたが、もう少しやれると感じたんだ。相手にもっと苦しい思いをさせたかった。相手には最後までプレーできる力があることはわかっていたからね。相手は中央を突破したいし、そのパターンも持っているし、試合に激しさを持ち込めば、誰でもミスを犯す可能性があった。後半はそれができたと思うし、今日は素晴らしい勝利だったと思うよ」 今回の重要な勝利によってリバプールは、プレミアリーグ、チャンピオンズリーグ、FAカップとともに4つのタイトル獲得の可能性を残した。結果・内容共に順風満帆と言える状況においても、慢心せずに改善すべき点を指摘する生粋のリーダーの存在が絶好調のチームを支えている。日本人も出場するCL&EL期間限定の決勝トーナメントパスでCL・ELの決勝Tや関連コンテンツを楽しめる!
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