デヴィッド・リンチが死去、「マルホランド・ドライブ」「ツイン・ピークス」を監督

ブルーベルベット」「マルホランド・ドライブ」や「ツイン・ピークス」シリーズなどで知られる映画監督デヴィッド・リンチが死去したことをIndieWireなどが報じた。78歳だった。死因は明らかにされていないが、リンチは2024年8月、長年の喫煙が原因で肺気腫を患っていることを明かしていた。

1946年1月20日にアメリカ・モンタナ州ミズーラで誕生したリンチは1960年代後半からいくつもの短編映画を制作し、1977年に「イレイザーヘッド」で長編監督デビュー。1980年には、体が変形した青年を描いた「エレファント・マン」で話題を呼ぶ。その後、のちにドゥニ・ヴィルヌーヴによっても映像化されるフランク・ハーバートの小説を映画「デューン/砂の惑星」として監督。1986年、「デューン」でも主演を務めたカイル・マクラクランを迎えて「ブルーベルベット」を発表する。

1990年には、アメリカ北部の田舎町で起きた殺人事件の謎をマクラクラン演じるFBI捜査官が追うテレビシリーズ「ツイン・ピークス」の放送が開始。1992年には劇場版「ツイン・ピークス ローラ・パーマー最期の7日間」が公開された。90年代後半からは、映画「ロスト・ハイウェイ」「マルホランド・ドライブ」「インランド・エンパイア」といった怪作を監督する一方で、本来の作風からは離れた「ストレイト・ストーリー」のような感動作をも手がける。2017年には「ツイン・ピークス」の25年後を描いた「ツイン・ピークス The Return」が放送された。

リンチはミュージシャンや俳優としても活動。近年ではスティーヴン・スピルバーグの自伝的映画「フェイブルマンズ」にて実在の映画監督ジョン・フォードを演じた。なお「ブルーベルベット 4Kリマスター版」が2月7日に公開される。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

(写真提供:Degun-Paoli / Starface / Starface Photo / Cover Images / Newscom / ゼータ イメージ)

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