プロ野球の楽天監督などを務めたデーブ大久保こと大久保博元氏(57)=サンケイスポーツ専属野球評論家=が18日、ユーチューブチャンネルを更新。ロッテからポスティングによるメジャー移籍を目指し、ドジャースとの契約合意を発表した佐々木朗希投手(23)について私見を述べた。
佐々木はこの日、自身のインスタグラムを更新し、ドジャース入団を報告。契約金は650万ドル(約10億円)であるとロサンゼルス・タイムズのジャック・ハリス記者が自身のXで伝えた。大谷翔平投手(30)、山本由伸投手(26)とは同僚となる。
大久保氏は「一番いいですね」と目を輝かせ「教えない我慢ができる育成システム。まだまだ若いので、育成していくってことに関して最高のチームに入ったなって感じがしています」と私見を述べた。
続けて「大谷を見ているチームドクターがいる。もし、けがをしてしまっても鉄壁な医師団がいる」と、医療面の充実を挙げた。
さらに「日本の野球をやっていた人がアメリカにいてなじんでいる。周りも気を使ってくれる」といい、「食事面に関してもクリアにしやすい」「言葉の壁も乗り越えやすい」と大谷と山本の存在が大きなプラスになるとした。
最後に挙げたのは「差別」だった。野球留学のため渡米した経験のある大久保氏は「僕らが行った時なんてまだまだありました。白人の選手には売ってくれるけど、僕らには売ってくれないとか、完全に無視されたりとか。今、アメリカに詳しい人、暮らしている人に聞いても『まだある』と。ここも乗り切りやすい」と語った。