フジテレビ 第三者中心の調査委員会で対応適切だったか検証へ | NHK

タレントの中居正広さんと女性とのトラブルにフジテレビの社員が関与していたなどと週刊誌で報じられたことをめぐり、フジテレビは17日、問題を指摘されてから初めて記者会見を開き、第三者の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げる方針を明らかにしました。

トラブルなどをめぐる事実関係のほか、会社としての対応が適切だったか検証するとしています。

【全文】港浩一社長 会見冒頭の説明、【Q&A】記者とフジテレビ側とのやり取り、など詳しく

フジテレビが17日に開いた記者会見には港浩一社長らが出席しました。この中で港社長は、中居さんとトラブルがあった女性が社員かどうかは明らかにできないとした上で、発生直後のおととし6月初旬に会社としてトラブルを把握していたことを明らかにしました。そのうえで「当時の判断として事案を公にせず、仕事に復帰したいとの女性の意思を尊重し、心身の回復とプライバシーの保護を最優先に対応してきた」と説明しました。また、事案を把握してからも中居さんが出演する番組を続けてきたことについては「臆測が生じることを懸念して、慎重に終了のタイミングを図っていた。プライバシーを守ることや、示談が進んでいたことから難しい判断があった」などと説明しました。会見で港社長は、事実関係や会社の対応について検証するため、新たに第三者の弁護士を中心とした調査委員会を立ち上げることを明らかにしました。港社長自身も委員会の調査の対象になるとしていて「会社の責任をわい小化するつもりはなく、私の判断を含めて徹底的に調査していただきたい」と述べました。調査結果は、まとまり次第、速やかに公表するとしています。一方、フジテレビは、今回の記者会見で映像の撮影を認めず、記者会見の内容については会見がすべて終了したあと報道するよう各社に求めていました。

出席した記者が「オープンな形での会見をお願いしてきたが、非常に残念だ」と苦言を呈する場面もあり、調査結果の内容に加え、フジテレビがどのように公表するかも焦点となります。

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