◆別府大分毎日マラソン(2日、42・195キロ、大分市・うみたまご前~ジェイリーススタジアム) 地元大分市出身の大塚祥平(九電工)は、沿道の大声援を力に自己新の2時間6分38秒をマークして3位だった。 ■五輪連覇王者「パリvs東京」金メダル比較に大反響【動画】 「練習からコンディションが良く自信を持って臨んだ。終わって安堵(あんど)している」と晴れやかな表情の半面、日本人トップの座は初マラソンの若林宏樹(青学大4年)に譲り「学生に負けたのはちょっと悔しい」との心情も吐露した。 序盤は安定したペースで先頭集団をキープ。30キロ地点でペースメーカーが外れると、若林や優勝したビンセント・キプチュンバ(ケニア)、平林清澄(国学院大4年)と先頭集団を築いた。35キロ付近の緩い上りでキプチュンバと若林に離されたものの「ハム(ハムストリング)がつりそうな感覚があった」と無理をせず、最後まで落ち着いた走りでゴールした。 マラソンでの自己ベストは2023年の大阪で記録した2時間6分57秒。別大毎日は実業団1年目の18年に2時間10分12秒をマークして3位と、相性が良い大会でもあった。7年ぶりの「凱旋(がいせん)レース」で自己新を塗り替え、「もう一回チャレンジしたいなと思っていた。この7年間で成長した部分を、ある程度出せたかなと思う」と充実感ものぞかせた。 19年のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で4位に食い込み、東京五輪の補欠に指名された実力者。23年のMGCも8位で、2大会連続で入賞を果たしている。今年9月に東京で行われる世界選手権の参加標準記録(2時間6分30秒)にはわずか8秒及ばなかったが「(28年の)ロサンゼルス五輪に向けて頑張っていきたい」と気持ちを切り替えていた。(山崎清文)
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