お笑いコンビ「ハライチ」澤部佑(38)が22日、生バラエティー番組「ぽかぽか」(フジテレビ)でMC中、芸能界を引退したあの元大物タレントの名前を出した。
この日のぽかぽかは、フジ社員の関与が疑われる中居正広の女性トラブル余波で、CMがほぼ8割方、ACジャパンの公共広告に差し替わった。
俳優・松重豊が出演するこども食堂の支援キャンペーンCMとともに、特に多かったのがピン芸人・なかやまきんに君が「なかやま検脈んです!」と叫ぶ日本心臓財団のCM。企業CMがやや増えた番組後半のCMタイムに、2回も〝検脈んCM〟が流れたりもした。
そんななか、この日、ぽかぽかがかねてコーナーを設け応援してきた昭和ポップスグループ「MATSURI」がメジャーデビュー。メンバー6人は朝の「めざまし8」、昼前の「ノンストップ!」と、フジの生番組にはしご出演していた。
スタジオにも登場したMATSURIに、MCの神田愛花は「朝から『めざまし8』で(メーンキャスターの)谷原(章介)さんにお会いして、『ノンストップ!』で(MCの)設楽(統)さんにお会いして、『ぽかぽか』のMC3人が小物だな~と分かっちゃった?」と質問。
続けて澤部が「スゴい人たちに会うとね、これはねぇ…」と言う中、「△」を挙げた「たくや」こと松岡卓弥(35)以外は「×」の札を挙げた。スタジオがどよめく中、澤部は「紳助さんも見てるからね、ヘキサゴンの」とひと言。松岡は澤部に「(小物だなと)ちょっと思った?」と聞かれ、「はい」と言いながら「〇」の札に替え、「冗談です」と苦笑した。
10代の頃から歌手志望だった松岡は、フジのバラエティー番組「クイズ!ヘキサゴンⅡ」主催オーディションで優勝。2010年にモデル・山田優の弟らと3人組アイドルユニット「サーターアンタギー」を結成し芸能界デビュー。翌11年には「ヘキサゴンⅡ」にもクイズ解答者として出演していた。
ところが同11年夏、番組MCの島田紳助氏(68)が〝黒い交際〟報道を理由に芸能界を引退。テレビから消えた。その後もサーターアンタギーは活動を続けていたが、13年に解散した。
こうした苦労を知っていた澤部はあえて「紳助さん」の名前を出したようだ。SNS上では「何気ない一言だと思うけど、ほんと泣いた」「サーターアンダギー解散して、色々あって独りで活動して、たっくんがまたこうしてデビュー出来て良かった」などという声が寄せられている。