石破総理はアメリカのトランプ大統領と会談し、冒頭、日本がアメリカへの投資で雇用の創出に貢献していることを強調するとともに、今後も投資を伸ばしていく考えを示しました。 石破総理 「今後も大統領閣下と私、そして合衆国と日本国、力を合わせて、さらに世界が平和になる、そして、さらに人々が夢と希望を持って生きていくことができるように努めてまいりたい」 日本時間8日、午前2時ごろから始まった日米首脳会談で石破総理はこのように話したほか、▼日本がアメリカに対する投資で5年連続、世界1位であることや、▼日本の自動車メーカーが近くアメリカに工場を建設する予定であることなど、日本がアメリカ国内での雇用の創出に貢献していることを強調しました。 会談では、▼首脳同士の個人的な信頼関係を築くほか、▼経済分野ではAIや半導体といった先端技術分野での日米連携の推進を確認したい考えです。 また、安全保障分野では、▼覇権主義的な動きを強める中国や、▼核・ミサイル開発を続ける北朝鮮などの動向を踏まえ、「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向け、日米同盟の強化を図ります。 トランプ大統領が就任演説で、アメリカを立て直し「黄金時代」を築くと宣言したことを踏まえ、共同声明では「日米関係の黄金時代を築く」と明記する方向で調整が進められています。 会談のあとには共同記者会見を行い、成果を発表する予定です。