森岡毅、米社のUSJ買収で消えた夢 14年越し、7月開業「ジャングリア」

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製粉業界2位のニップンはマーケティング支援会社、刀(大阪市)との協業を明らかにした。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の再建などで知られる森岡毅氏が率いる刀。その力を借りて、業界のガリバー、日清製粉グループなどに挑む。

希代のマーケターとして知られる森岡毅氏。100人のマーケターが集う異能集団「刀」を創業し、テーマパークの再生から食品のリブランディングまで、あらゆる領域を手掛けて結果を残し続けている。森岡氏と刀はどのような勝ち筋を描き、実行しているのか。

100人の最強マーケター集団「刀」を率いて、数々の再生を成し遂げてきた、希代のマーケター森岡毅氏。たぐいまれな執念とやり切る姿勢の原点はどこにあるのか。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』(中山玲子著、日経BP)から一部を抜粋してお届けする。

希代のマーケター、森岡毅氏。沖縄に観光地としての可能性があることを10年以上前に見出し、貫いてきた。2025年、沖縄パーク「ジャングリア」の開業が迫る。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』から一部を抜粋してお届けする。

誤差1%と高精度の需要予測を可能にする森岡毅氏の数学マーケティング。今や、刀の武器になっているが、森岡氏は容易にそこにたどりつけたわけでない。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』から一部を抜粋してお届けする。

誤差1%と高精度の需要予測を可能にする森岡毅氏の数学マーケティング。今や、刀の武器になっているが、森岡氏は容易にそこにたどりつけたわけでない。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』から一部を抜粋してお届けする。

数学マーケティングに強みを持つ森岡毅氏。USJの入場客数を飛躍的に伸ばす要因となった「ハリー・ポッター」エリアの開業に裏付けを与えたのが、まさに数学マーケティングだった。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』(中山玲子著、日経BP)から一部を抜粋してお届けする…

数学マーケティングに強みを持つ森岡毅氏。数学的な裏付けで450億円の巨額投資に踏み切った「ハリー・ポッター」エリア開業は入場客数を激増させ、「ホームラン」となった。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』(中山玲子著、日経BP)から一部を抜粋してお届けする(本文…

森岡毅氏率いる「刀」にあるのが、需要予測や意思決定の正しさを判断するインテリジェンスチーム。マーケターが同チームと密に意思疎通し戦略を練る。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』(中山玲子著、日経BP)から一部を抜粋してお届けする。

誤差1%と高精度の需要予測を導き出す森岡毅氏率いる刀の数学マーケティング。森岡氏は、基となるデータの使用で留意すべきは「保守的であること」と言う。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』(中山玲子著、日経BP)から一部を抜粋してお届けする。

森岡毅氏率いる刀は1月28日、沖縄北部で建設中のテーマパーク「ジャングリア」を7月25日に開業すると発表した。苦節14年。USJ時代に一度は頓挫した構想の実現がついに迫る。『森岡毅 必勝の法則 逆境を突破する異能集団「刀」の実像』を上梓した中山玲子が、森岡氏が挑む沖縄新パーク構想…

第1回

森岡毅、執念の沖縄パーク 「ディズニーにも負けない」

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の再建で知られる森岡毅氏が率いる刀(大阪市)が、旋風を巻き起こしている。得意のマーケティングを生かした事業再生や新事業の数々。陰の主役が、森岡氏のビジョンに共鳴し集まった約100人の異能集団だ。経歴や専門はさまざまだが、「日本を変えたい」…

第2回

森ビルも驚く森岡毅流再生術 ヴィーナスフォートは「まだ使える」

東京・お台場で1年半まで営業していた商業施設「ヴィーナスフォート」が、テーマパークに生まれ変わる。その立役者が、USJの再建で知られる森岡毅率いる刀だ。その大胆な手法は同施設を運営する森ビルの関係者も驚いた。破綻した施設や、業績が悪化した企業をよみがえらせる驚きの手法に迫る。

第3回

ハウステンボス、誤差1%の需要予測 刀流数学マーケティングの威力

刀はなぜ、結果を出せるのか。「数学マーケティング」を確立しているからだ。その威力はすさまじく、需要予測は「誤差1%レベル」も珍しくない。超精密に未来を見通し、至極の体験をひねり出す。勝利の方程式を読み解いた。

第4回

オンライン診療で驚異の継続率9割 森岡毅流、行動変容の起こし方

森岡毅氏率いる刀の強さは数学マーケティングだけではない。コンセプトづくりにもこだわり、ユーザーにそれをわかりやすく伝える。徹底した消費者視点の考え方が、心を動かす新たな価値を生み出している。

第5回

森岡毅流、人的資本経営 「3つの強み×4つの力」でチームを強く

人材の能力を「T型」「C型」「L型」に分類して可視化し、強みを伸ばしていく。可能性の高い分野に集中する考え方は、人材活用でも共通している。森岡氏のリーダーシップと組織としての集団知。その両輪で新たな価値を生み出す。

第6回

アサヒビール松山社長「森岡さんはマーケティング=経営を具現化」

マーケティング会社、刀の最高経営責任者(CEO)である森岡毅氏の手腕を、他の経営者はどう見ているのか。森岡氏と同じく、米プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)出身で、サトーホールディングスの社長も務めたアサヒビール社長の松山一雄氏は、そのマーケティング術を「骨太だ」と評価し、「…

第7回

森岡毅氏が語る刀の使命「人と事業をつくり出し、日本を強くする」

東京・お台場や沖縄でこれまでにない体験型のテーマパークを造っていく刀。設立から7年目に入った刀を、森岡毅氏は「人と事業を作り出す会社」にしたいと意気込む。観光業に変化を起こし、日本の次世代に継承する産業の構築を目指す。勝算はどこにあるのか。

第8回

ハウステンボスを1000億円で買収のPAG 刀と狙う2本目の本塁打

2022年秋、ハウステンボスを約1000億円で買収したアジア系ファンドのPAG。橋本昭紀マネージングディレクターは、かつて最高マーケティング責任者(CMO)として森岡毅氏が在籍していた時代のUSJへの投資を、リターンが大きい「ホームラン(本塁打)案件」だったと語る。今度はハウステ…

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酒井大輔の欧州トレンド物語

世界最大のインフルエンサー「マスク大統領」の介入に揺れる欧州

ドナルド・トランプ氏を再び米大統領に導いた「MAGA」旋風。年が明け、「MEGA」という新たな合言葉が話題を集めている。発信者は米実業家のイーロン・マスク氏。「欧州を再び偉大にしよう」と呼び掛け、欧州政治への介入を深めている。

酒井大輔の欧州トレンド物語

英国・EUで「入国拒否」にご用心 日本人も渡航許可取得が義務化

英国政府が電子渡航認証「ETA」を導入。1月8日から、日本のパスポート所持者も取得が必須となった。欧州連合(EU)側でも「ETIAS(エティアス)」という名の同様の制度を準備中。事前申請を怠れば、最強パスポート「日本国旅券」でも入国できなくなる。

酒井大輔の欧州トレンド物語

ホンダ+日産、甘くない大連合 “先輩”ステランティスの苦悩

経営統合に向けて協議入りしたホンダと日産自動車。近年の大再編で思い浮かぶのは、欧州のステランティスだ。自動車大手2社による対等合併でスタートしたが、深刻な業績不振に直面している。異なる企業文化を掛け合わせ、成長に導くのは容易ではない。

酒井大輔の欧州トレンド物語

ルーマニア大統領選、「TikTok工作」で泡沫候補が最多得票 再選挙へ

11月24日に行われたルーマニア大統領選挙で、「泡沫候補」が最多得票を獲得。憲法裁判所が選挙のやり直しを命じた。動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」を使って不正な選挙運動が行われた疑惑が浮上。機密文書が公開され、欧州連合(EU)が調査に乗り出す事態に発展した。

「鉄道の日立」大躍進

日立レール、駐在員1人からの英国攻略 最新車両は世界を目指す

1兆円企業をうかがう日立レールの原点は、英国進出にあった。何の実績もない中で日本から駐在員1人を送り込み、受注獲得競争に参戦。苦汁をなめながら、大型受注を勝ち取った。今や世界大手の一角に食い込み、26年春にも納入する最新車両は「世界中で走る」ことを目指す。

「鉄道の日立」大躍進

「ドクターイエロー」に変身、日立の営業列車 エヌビディアと提携

毎時間走る営業車両が「ドクターイエロー」のような検査車両になる――。日立レールが、米半導体大手エヌビディアと組み、新たなソリューションの提供を始めた。その名も「HMAX(エイチマックス)」。既に欧州で8000両が導入するなど成果を上げている。

「鉄道の日立」大躍進

「鉄道の日立」、世界で無人自動運転 M&Aで英国発1兆円企業へ

日立製作所の鉄道システム事業を担う日立レールが大躍進している。英国で足場を築き、M&A(合併・買収)をてこに拡大。売上高1兆円達成も目前だ。世界各地で「完全無人自動運転」の鉄道を次々と開業している。

第2特集

「完全自動運転」が強みの日立レール 「鉄道の日立」大躍進 英国発、1兆円企業へ

日立製作所で鉄道システム事業を担う「日立レール」が大躍進している。英国で足場を築き、M&A(合併・買収)をてこに拡大。売上高1兆円達成も目前だ。デジタル化でも業界をリードする「鉄道の日立」。もはや車両メーカーの域を越え始めた。

編集長の視点/取材の現場から

徹底予測の答え合わせ

毎年恒例の徹底予測特集。昨年は「人手不足」「トランプ復権」をテーマに2号連続で掲載しました。結果はどうだったか。すべて記事通りとはいかなかったものの、大筋ではいずれも予想通りとなりました。物流2024年問題では荷主や運送会社による対策が進みましたが、人手不足に伴うコスト増の波はま…

酒井大輔の欧州トレンド物語

ビル・エモット氏が徹底予測 ウクライナは「凍結紛争」、日欧は接近も

2025年に誕生する米国のトランプ新政権は、世界にどんな影響を及ぼすのか。ウクライナは「凍結された紛争」となり、日欧は「共通の脅威と課題」を共有して接近する――。知日派として知られる国際ジャーナリストのビル・エモット氏に、欧州や中東情勢、日欧関係に至るまで予測してもらった。

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