日米に激震が走った大谷翔平の元通訳・水原一平被告の“30億円”賭博スキャンダル。2月6日、銀行詐欺罪などに問われていた水原被告に対し、アメリカの裁判所は禁錮4年9カ月、約26億円の賠償金支払いの判決を言い渡した。
大谷を支えた相棒の“過ち”とは、一体何だったのか。「週刊文春」が総力取材した記事で振り返る。
《ロス総力取材》大谷翔平を操った水原一平の「カネと噓」
前人未踏のメジャー二刀流を支えた男は、なぜ6.8億円を熔かしたのか。大谷は本当に何も知らなかったのか。スピード違反に学歴詐称、カジノ狂い。総力取材で見えてきたのは爽やかな笑顔の裏にある虚飾の人生だった。
水原一平(39)「30億円返済は?」、父は居酒屋復帰
「一平には元気にいて欲しいし、親族として対応できることはするつもりです」
こう言葉少なに話すのは大谷の元通訳・水原一平被告(39)の親族だ。
【解説番組】「大谷翔平を疑う人が多くて…」水原一平氏“解雇”騒動 現地取材中の記者が接したロサンゼルス市民の“生の反応”《アメリカ某所から中継》
ドジャース・大谷翔平の通訳を務める水原一平氏が、違法賭博に関与したとして解雇された問題。3月21日の球団発表を受けて「週刊文春」編集部では取材班から結成され、3名の記者がロサンゼルス現地の取材に向かいました。
日本国内では水原氏の“嘘”を糾弾し、大谷選手に同情する声が多く聞かれる一方、気になるのはアメリカ国内での受け止め方。現地取材を担当した記者が接したロサンゼルス市民の“生の反応”とは――。アメリカ出張を継続中のK記者が解説します。
ESPN“スクープ女性記者”が狙う「スポーツと権力」
今回のスキャンダルをスクープしたのが、米国の放送局・ESPNだ。スポーツメディアとして知られるが、なぜ違法賭博をすっぱ抜くことができたのか。
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水原一平の素顔「カジノの才能はないと思っていた」 「思いつめないか心配」「時給7~9ドルの貧乏時代も…」30年来の知人が独占告白60分【ロス現地緊急取材】
「一平ちゃんはね、ギャンブルにハマるような気配は全くなかった。真面目に働いていて、性格も優しいし、親孝行だし。今回は知り合った人がよくない方だった。度が過ぎちゃったんだね」
ドジャースの大谷翔平選手(29)の元通訳で違法賭博に関与した疑いで解雇された水原一平氏(39)。彼を「一平ちゃん」と呼び、こう語るのは、カリフォルニア州オレンジ郡で『鮨処 古都(Sushi Koto)』を営む松木保雄氏(75)だ。
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【記者日記】「イッペイ」を知る人を探して――25歳記者・カリフォルニア取材奮闘記
「パスポート有効期限大丈夫だっけ?」
3月21日の昼下がり、デスクからの電話でこう聞かれた僕は、今週何を取材するのかをすぐに理解しました。そして、僕は今、カリフォルニア州ロサンゼルスのホテルでこの原稿を書いています。
大谷マネー24億円はカリブ諸島に消える
球場外の喧騒など耳には届かないとばかりに、その目はただ飛翔していくボールを見つめていた。
現地時間4月12日、パドレス戦で今季4号ホームランを放った、ドジャースの大谷翔平(29)。一方、元通訳・水原一平容疑者(39)の姿は、ロサンゼルスの連邦地方裁判所にあった。
水原一平もハマったネットカジノ 必殺解析ツール導入で続々検挙
身に覚えのある者は戦々恐々としているのではないか。警視庁は11月26日、海外のオンラインカジノで暗号資産(仮想通貨)をつかって賭博をしたとして、賭博容疑で東京消防庁職員の男(35)ら10人を書類送検。今年9月以降に警察当局が海外オンラインカジノでの賭博容疑で検挙した人数は計57人に上る。
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