留学生の無料検診で得た情報悪用 診療報酬詐取 歯科医師ら逮捕 | NHK

留学生相手に無料の検診を行っていた歯科医師らが逮捕された診療報酬詐欺事件で、警視庁は、別の歯科医師らも同じ手口で自治体から診療報酬をだましとっていたとして、3人を新たに逮捕しました。

新たに逮捕されたのは、大阪市の歯科医師、小山大貴容疑者(34)や千葉県松戸市の歯科医療機器販売会社の元代表、宮下淳容疑者(52)ら3人です。また、同じ手口の診療報酬をめぐる詐欺の疑いで去年、逮捕されていた千葉県成田市の歯科医師、大石旭容疑者(61)ら4人が再逮捕されました。警視庁によりますと、7人はおととし6月、小山医師の名前で開設された名古屋市の歯科医院で、ネパール人留学生など62人の歯の治療を行ったなどとうその申請を行い、名古屋市などからおよそ280万円の診療報酬をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。小山医師の歯科医院や学生寮で留学生や技能実習生を対象にした無料の歯科検診を行い、そこで集めた保険証の情報を悪用してうその診療報酬の明細書を作成していたということです。7人の認否は明らかにされていません。

警視庁はこのグループが、スキームの立案や、歯科医院開設のサポート役、無料の検診を受ける留学生の勧誘役など、役割分担しながら不正な請求を繰り返していたとみて実態を調べています。

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