青学大の若林宏樹「応援が心強くて、愛されているなと感じました」ラスト駅伝は3区で12人抜き…男子都道府県駅伝 – スポーツ報知

◇第30回全国都道府県対抗男子駅伝 (19日、広島市平和記念公園前発着=7区間48キロ)

各都道府県の代表選手が出場し、大学生・社会人が3区(8・5キロ)と7区(13キロ)、高校生が1区(7キロ)と4区(5キロ)と5区(8・5キロ)、中学生が2区と6区(いずれも3キロ)で競う。

3区は、今年の箱根駅伝(2、3日)5区で区間新記録で区間賞の和歌山・若林宏樹(青学大4年)が力走。12人抜きの区間4位タイで走り、20位でつないだ。

昨年11月に1万メートルで27分59秒53と大台を突破。山のスペシャリストはトラックでも学生トップクラスのスピードを誇るが、卒業を機に引退し、「日本生命保険相互会社」に一般社員として就職が内定している。現役最後の駅伝を終え、「沿道からのたくさんの応援が心強くて、愛されているなと感じました。自己ベストには届きませんでしたが、十分、力通りの走りができました」とすがすがしい表情で話した。

日本学生陸上界で、1万メートル27分台の記録を持ちながら大学卒業を区切りに引退する初の選手となる。「実業団で競技を続けることを考えた時期もありましたが、3年生の時に、陸上は大学まで、と決断しました。中学生の頃から箱根駅伝が一番の目標だったからです。悔いはありません」と言い切っている若林。最後のレースは2月2日の別府大分毎日マラソンを予定している。

◆若林 宏樹(わかばやし・ひろき)2002年9月3日、和歌山・下津町(現海南市)生まれ。22歳。下津二中3年時に全国大会3000メートル10位。京都・洛南高では全国高校駅伝1年5区14位、3年1区3位。21年に青学大地球社会共生学部に入学。自己ベストは5000メートル13分41秒32、1万メートル27分59秒53、ハーフマラソン1時間1分25秒。尊敬する選手は神野大地(31)=M&Aベストパートナーズ選手兼監督=。好きなタレントは上白石萌歌。弟の良樹は青学大陸上部1年。168センチ、53キロ。

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