「ミスタータイガース」野球殿堂入り…85年日本一の監督・吉田さん「彼ほどノックを受けバットを振り込んだ選手はなかなかいない」

日本野球の発展に寄与した人をたたえる2025年野球殿堂表彰者が16日発表され、4氏が殿堂入りした。競技者表彰のプレーヤー部門でイチロー(本名・鈴木一朗)氏(51)と岩瀬仁紀氏(50)、指導者として実績を残した人や球界に貢献した人らに贈られるエキスパート部門で掛布雅之氏(69)が選ばれた。

イチロー氏はオリックスで7年連続首位打者に輝き、米大リーグ・マリナーズでも歴代最多のシーズン262安打を放つなど日米通算4367安打をマーク。岩瀬氏は中日の守護神を長く務め、いずれも歴代最多の1002試合登板、407セーブを記録した。

1985年4月17日の巨人戦で本塁打を放つ掛布氏。バース氏、岡田氏との「バックスクリーン3連発」はファンの記憶に刻まれた

掛布氏は阪神の主砲として活躍し、「ミスタータイガース」と呼ばれた。

特別表彰でセ・リーグ審判部長などを務めた富沢宏哉氏(93)が選出された。

元阪神監督・吉田義男さん 「掛布氏ほどノックを受け、バットを振り込んだ選手はなかなかいません。1985年の巨人戦でのバックスクリーン3連発ばかりが取り上げられますが、あの打力の源流は、鍛えられた守備力による柔軟性から生み出されたものです。今後も野球界のために尽くしてほしいと願っています」

阪神・藤川監督 「掛布さんを大好きで応援してきたファンの方には、たまらないんじゃないかな。掛布さんもおそらく、自分のことよりもファンに感謝を覚えられたと思う」

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