「古代日本の『西の都』」日本遺産で初の認定取り消し 文化庁 | NHK

「日本遺産」の太宰府天満宮などの文化財で構成された「古代日本の『西の都』」について、文化庁は、地域活性化の取り組みに改善が必要だとして認定を取り消しました。日本遺産の認定が取り消されるのは、2015年に制度ができてから初めてです。

「日本遺産」は、各地に点在する文化財を歴史的な経緯や地域の特色ごとにまとめて観光振興に生かそうと、文化庁が2015年から地域を認定しています。これまでに104件が認定されていますが、このうち、太宰府天満宮など福岡県と佐賀県の一部の市と町の文化財で構成された「古代日本の『西の都』」について、文化庁は4日、地域活性化の取り組みに一層の改善が必要だなどとして、日本遺産の認定を取り消しました。そのうえで日本遺産の候補地域に格下げし、2026年度以降に日本遺産に再度申請できるとしています。「古代日本の『西の都』」は、岐阜市や鳥取県三朝町などの日本遺産とともに地域活性化の計画が不十分だと指摘され、3年前の2022年から取り組みを着実に実行するよう求められていました。日本遺産の認定が取り消されるのは、2015年に制度ができてから初めてです。

一方、北海道小樽市の「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」が新たに日本遺産に認定されました。

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