アメリカの第47代大統領にドナルド・トランプ氏が就任しました。トランプ大統領は輸入品への関税を引き上げる考えを示していて、アメリカに自社製品を輸出している企業からは不安の声が聞かれました。 【写真を見る】「日本は同盟国なのでお手柔らかにしてほしい」トランプ大統領『一律関税』にアメリカへ自社製品を輸出する企業から不安の声 ■トランプ氏大統領就任で… 21日、2期目のスタートを切ったトランプ大統領。世界からの輸入品に一律で関税を課す方針を示していて、日本の輸出産業にも大きな影響を及ぼすとみられています。 阿部航介記者: 「アメリカンビンテージをテーマにしたこちらのセレクトショップ。商品の中には自社製品がります。それがこのブーツです」 仙台市青葉区のセレクトショップ「SPEEDWAY」。ずらりと並んだブーツの数々は全て自社で作った商品です。 SPEEDWAY 里館武店長 「『ジョンロフグレンブーツメーカー』という名前で、私たちの社長がデザインして作っているブランドです」 ブーツは、日本国内で製造し海外への輸出も行っています。アメリカにも4社に卸売りを行っています。関税の引き上げには不安があるといいます SPEEDWAY 里館武店長: 「関税が上がると、アメリカでの販売価格が上がる。価格が上がったときに購買意欲が下がるんじゃないかなと」 ■トランプ大統領の発言「影響力は大きい」 また、ここ最近は、円安により革やソールをはじめとした部材の輸入コストは年々上がっているといいます。 SPEEDWAY 里館武店長: 「このブランドの顔で人気がある形の一つが、このエンジニアブーツ。革はアメリカのホーウィン社の革を使っているモデル。（円安により）特に革は値段がどんどん上がってきている」 円安がさらに加速すれば製造コストを圧迫する恐れがあり、トランプ大統領が実行する政策に注目します。 SPEEDWAY 里館武店長: 「（トランプ大統領の）発言の影響力は非常に大きい。その発言によって（為替）相場も動いたりする。見通しは立てにくいかなという印象はある。日本は同盟国なのでお手柔らかにしてほしい」
東北放送
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