香取慎吾主演のフジテレビ木曜劇場「日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった」(毎週木曜22時~22時54分)の2月6日放送・第5話では、一平(香取)が保育園でのボランティアに挑戦。義弟の正助(志尊淳)らを通して伝えられた保育園のリアルが注目を浴び、タイトルがXの国内トレンド1位となる盛り上がりを見せた。 【画像】中山忍登場!保育士の想像を絶する現実描く第5話 選挙に勝つために正助や子供たちと暮らしていたはずだったが、いつしか本物の家族の情が芽生えつつあった一平。彼が新たに挑んだのは、保育園の労働環境改善。きっかけは、新園長・鮫島ふみ(中山忍)が赴任し、現場の声に耳を貸さない彼女に反発した栗田好美(八木優希)ら半分近くの保育士たちが退職を宣言したこと。そのしわ寄せが正助に向かい、一平は選挙戦で子育て支援を訴える際に使う実績のためにボランティアとして働くこととなる。
劇中、保育士たちから上がっていた声は、「目の前の子供たちと向き合った保育をしたい」「国の配置基準であっても実際には人手が足りていない」「日本では5歳児クラスは一人で25人だがドイツでは多くても13人」「連絡帳をパソコン入力にして一人一人に書く作業をやめにしたい」といったもの。正助や保育士たちの過酷な労働環境を目の当たりにした一平も「お昼も休めないじゃん」「人を増やさないと無理ゲーすぎる」とボヤいていた。一平が鮫島園長に直談判しても「少子化で子供はどんどん減っていくのに先生だけ増やすのは簡単じゃない」「昔はもっと大変だった」と平行線をたどった。
にっちもさっちもいかなくなったころ、一平は元おもちゃ屋店主の船井佳代(山村紅葉)をヘルプに引き入れるもトラブルが勃発し、保護者から苦情が。同時に、次々に保育士が辞めていく状況に不安を覚えた保護者達は転園を言い出し、SNSでは「保育士さん大変だなぁ…」「保育士さん頭が下がります」「これが保育園のリアルな現状なんだろうな」「効率化して保育士の負担を減らさないとね」「日本全体の問題」「労働環境の改善を」「配置基準の事言ってくれて嬉しかったです」「国の配置基準と賃金がおかしすぎる」など、共感やさまざまな意見が寄せられた。
Page 2
後半では状況を打破するための一平の奇策が展開。園児たち一人一人の個性と向き合った運動会企画は大好評で、助っ人に駆け付けた都(冨永愛)は「周りを巻き込む天才」と賛辞を贈っていたが、本エピソードで特に視聴者を揺さぶったのは正助の保育士としてのブレない信念。彼は保育士が忙殺されることによって子供たちが得るはずだった可能性、想像力、社会性、自信、達成感を見過ごしてしまうことを危惧し、「子供をただ見るだけでなく一人一人の興味に合わせた保育」を訴えていた。
これまで一平が毎度“野望”を掲げては同性カップルの試練、不登校、こども食堂などさまざまな問題や活動に取り組むさまが描かれ、今では社会派作品としても注目を浴びる本作。なお、一平が園児たちに「おっはー!」と挨拶するやいなや香取の人気キャラを思い浮かべる声が続々寄せられ、SNSでは「おっはー!」のリフレインのほか、「慎吾ママじゃん」「なつかしい」と歓喜のリアクションが相次いだ。一平の保育園時代のエピソードなど“イイ話”も展開され、すがすがしく終わるかと思いきや、終盤では急転直下で窮地に。視聴者を「大ピンチ」「一平ヤバい」「次週どうなる?」とざわつかせた。(石川友里恵)
*******
****************************************************************************
*******
****************************************************************************