「血まみれの男性が」 長野駅前の殺傷事件、目撃者が語る恐怖

3人が襲われたJR長野駅前で規制に当たる捜査員=長野市で2025年1月22日午後10時ごろ、高橋秀明撮影

22日午後8時15分ごろ、長野市のJR長野駅近くで、「人が刺された」などという趣旨の119番が複数あった。長野県警などによると3人が負傷し、うち男性1人が死亡した。現場に居合わせた男性は取材に「血まみれの男性が倒れていた。いつも通勤で使うバス停でこんな事件が起こってしまって怖い」と語った。

20代の公務員男性は退勤後、長野駅前発のバスに乗り込もうと午後8時5分ごろにバス停に到着したところ、人だかりができており、駅の出入り口付近に血まみれの男性が倒れているのを目撃した。別の男性が近くのベンチに隠れるように、おびえた様子でうつぶせになっていたという。

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近くには女性もおり「(男性らが)刺されました」などと話していた。すぐにパトカーや救急車が到着し、被害者を搬送した。近くにいた目撃者とみられる人物が「バンダナのようなものをかぶった人が逃げていった」と警察官に証言していたという。

公務員男性が乗り込んだバスの車内からは、担架に乗せられて救急車に運ばれる被害者の姿が見えたが、ぐったりしていたという。男性は「最初は何が起きたのかわからなかったが、すぐにたたごとではないと感じた」と声を落とした。【西本紗保美】

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