「言葉で言い表せない悲劇」米航空機事故でフィギュア世界選手権金メダリストペアが犠牲も同乗と報じられた息子の生存は確認…愛犬に命を助けられた選手も(RONSPO) – Yahoo!ニュース

フィギュアスケート界にとってショッキングな事故が起きた。29日午後9時ごろ(日本時間30日)にアメリカのワシントン近郊のロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港付近で、カンザス州ウィチタ発のアメリカン航空5342便と米軍ヘリ「ブラックホーク」が空中衝突し、両機が共にポトマック川へ墜落した。旅客機には、乗客60人と乗員4人が搭乗していたが、現地の消防局は「生存者無し」の見方を示した。NBCの報道によると、カンザス州ウィチタで20日から26日まで開催されていたフィギュアスケートの全米選手権に出場していた16人のフィギュアスケートの関係者が搭乗しており、ロシアのフィギュアスケート選手も多く含まれ、1994年の世界選手権ペアの金メダリストで、アルベールビル五輪、リレハンメル五輪でも入賞し、1998年以降、米国に移住してコーチとして活動をして若手の育成に尽力していたワジム・ナウモフさん、エフゲーニャ・シシコワさん夫婦が犠牲になったという。ロシアメディア「スポーツエキスプレス」によるとソビエト時代の国内選手権の銅メダリストで、同じくコーチとして指導にあたっていたインナ・ヴォリャンスカヤさんも搭乗していたと見られる。 全米選手権の終了後に、この大会に参加していた米国やロシアの若手選手たちは、2日間、当地に留まり、ミニ合宿を張っていたという。 当初、搭乗名簿には、ナウモフさん、シシコワさん夫妻の息子で、全米選手権に出場し入賞した24歳のマキシム・ナウモフの名前もあった。 マキシムは、2013年の全米ジュニア王者、2017年の全米新人王者で期待を寄せられているホープだが、ロシアのタス通信によるとスポーツマネージャのアリ・ザカリャン氏が「私たちは27日にマキシムと同じフライトで帰国した」と証言、マキシムは、同機には搭乗しておらず生存していたことが確認された。 また「スポーツエキスプレス」によると、ジョン・マラビラは、この飛行機のチケットを持っていたが、彼の愛犬を乗せたキャリアの持ち込みが重量オーバーで拒否されたため、車で移動することになり、命拾いしたという。 マラビラはSNSに「もう感覚が麻痺していて狂いそうだ。幸いなことに、私は、その飛行機に乗らなかったが、その飛行機に乗っていたスケーター、コーチ、家族を何人かを知っている。名前をあげたくはないが、その飛行機には両親を除けば14人ほどのスケーターと数人のコーチが乗っていた。なんて悲劇なんだろう」と書き込んだ。

RONSPO

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