「夫は一部で報道があったような性加害は絶対にしていません。私がそう信じた理由はいくつかあります。その上で、市長を続けて欲しいと、妻として感じています」 【マンガ】「一緒にお風呂入ろ」母の再婚相手から性的虐待を受けた女性の「罪悪感」 永野耕平・岸和田市長(46歳)の性加害疑惑について、妻の紗代さん(38歳)は力強くこう語る。夫へ信頼を寄せる根拠についてはこう続けた。 前編記事『「性加害の裁判に現れたのはかつて250万円超を貸した“息子同然”の府議だった」…夫婦で《不倫説明会見》に臨んだ岸和田市長の妻・紗代さんが明かす「私が夫を許した理由」』よりつづく。 「強制性交罪については不起訴となっており、民事裁判で争った内容はまったくの別物でした。そもそもの出来事自体が違ったのです。過去のやり取りについても夫に確認しましたが、(A子さんと)交際関係にあった、つまり双方合意の上、関係を持っていたというのが私の認識です。 不倫されたことについて完全に許したわけではないですが、性加害と不倫はまったく別の話。つまり、妻である私がどう捉えるか、という家庭内の話しとなるわけです」 不倫については、夫に厳しく釘を差したという紗代さん。「性加害疑惑」についても当初は完全に夫を信じていたわけではなかったというが、ある出来事をきっかけに次第に違和感を覚えるようになった。 「あるとき、前田(将臣・大阪府議)君が私のところに来て、『A子さんが市長から性被害にあった』という手紙を読み上げたんです。なんでこんなことをするのかな、と混乱しましたよ。落ち着いて内容に目を通そうと思い、手紙を持ち帰りたいと告げると、『手紙は持って帰れません』と言われて、怪しいな、と感じました。 その後、A子さんと前田君が手を繋いでいる写真がネット上に出回り、夫を信じようという確信に変わりました。決定的だったのは、裁判の証人として彼が出てきたことでした」
紗代さんは永野市長の親族が経営する児童養護施設で職員として働いていた。そこで知り合った永野市長と結婚し、現在は5人の子どもを育てる母でもある。市長が嘘をついていないと信じるのは、家庭内での振る舞いも大きな理由であるという。 「掃除や食事、洗濯なども含めてウチでは家事のほとんどを夫がやってくれています。7人分だから大変なんです。本当に助かっています。家庭を疎かにする人でもありませんし、父親として子供達からも好かれています。児童養護施設で働いている時から、本当に子どもと接するのが好きな人だと思っていましたし、嘘を突き通せる人ではないこともわかっていました」 夫妻はこれまでいくつかのメディアの取材に応じてきたが、夫妻の言い分は削られ、永野市長が一方的に悪いという論調にまとめられることが多かったという。在阪マスコミの報道のあり方についても、紗代さんはこう苦言を呈するのだった。 「片方の一方的な主張だけで記事を構成し、結論ありきのような報道は強い違和感を覚えました。民事と刑事の内容が異なることは、マスコミも把握しているはずですから。夫は府警に取り調べを受けた際には、維新の会の指示のもとで捜査にも協力し、維新の会にもしっかり報告していたのです。夫は守秘義務で説明できることが限られます。私達の主張を伝えても記事には反映されない。だから、会見やSNSなどでしっかりと事実を伝えたい、と私は考えるに至りました」
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