NHK連続テレビ小説『おむすび』が現在放送中。平成元年生まれの主人公・米田結(橋本環奈)が、どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、栄養士として人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。 【写真】8度目の朝ドラ出演となる辻凪子 第18週では、いよいよ「病院・管理栄養士編」がスタート。管理栄養士として新淀川記念病院で働きはじめて4年が経った結の奮闘が描かれ、病院勤務の新キャラクターが次々に登場した。 結の上司である栄養科長の塚本文香を演じるのは濱田マリ。制作統括の真鍋斎は「ドラマが一種の医療ものとなったときに、NHKとしてあまりに突飛なことや間違えた情報を伝えるわけにはいきません。そこを的確にお芝居として表現していくには大変な力量が必要で、さらには上司としての説得力も求められる。そこで濱田さんにお願いしましたが、実際のお芝居を拝見して『この人がいれば何でも成り立つんだな』と安心しました」と、朝ドラ常連ともいえる濱田の芝居に信頼を寄せる。 塚本の趣味は歴史小説を読むこと。これは脚本の根本ノンジによるアイデアで、同じく制作統括の宇佐川隆史は「上司として直接ものを言うよりも、武将など自分の好きなものに例えることで柔らかく伝えることができる。さらには、(言葉以上に)何かを感じてもらいたい、という思いもあるのかなと。そのニュアンスがいいなと思いますし、濱田さんも『私ももっと歴史が知りたい』と興味を持たれていらっしゃいました」と話した。 外科医・蒲田令奈を演じるのは朝ドラ初出演の中村アン。その起用理由について、宇佐川は「シンプルすぎて申し訳ないですが、“カッコいい”と思ったからです。それは、蒲田役の仕事に対するストイックさや突き詰め方に合うと思ったからですね」と語り、「ご本人も非常に聡明な方で、すごく優しい方なのですが、本当に静かに佇むように現場にいらっしゃいました」と撮影を振り返る。 一方、真鍋は昨夏に自身が手術を受けたことを明かし、「そのときの形成外科の方が女医さんで、すごく面白かったんですよね」とキャラクター作りの一端となった出会いを回顧。視聴者の中には人気ドラマの“一匹狼の女医”を連想する人もいるかもしれないが、真鍋は「モデルにはしていません(笑)」とそれを否定し、「蒲田は一匹狼というよりは、とても合理的な考え方をしているんです。管理栄養士の目線からすると“丸投げ”といえますが、“ここからここはあなたの仕事なんだ”というある種の厳しさ、ストイックさの裏返しだと解釈していただけるとありがたいです」と続けた。
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