『御上先生』飯田P「ドラマの主役は生徒たち」 生徒役オーディションの経緯や俳優たちへの思い語る(マイナビニュース) – Yahoo!ニュース

飯田氏は「僕は『3年B組金八先生』の第5シリーズ、風間俊介さんが演じた兼末健次郎の回を見て、学校の先生になりたいと思ったんです」と語り、「そこから教育学部に入り教職課程をとったという経緯があって、いつか学園ドラマをやりたいなという思いがありました」と胸の内を明かす。 そして飯田氏は「『金八先生』への憧れがどうしてもあって、それが捨てきれなかった」と素直に語り、一方で「そこを踏襲してしまうと憧れを超えられない」というジレンマもあった。今の時事問題を扱うだけでは「新しいものを作れる自信がない」というなか、映画『新聞記者』などで脚本を担当した詩森ろば氏に相談し、「官僚を教師に」という切り口が浮かんだという。 第1話はかなり社会派の要素が色濃く出ている内容に感じられたが、飯田氏は「ドラマの主役は生徒たち。それは揺るぎない事実です」とあくまで学園モノであることを断言する。だからこそ、キャスティングにも強いこだわりがあった。 生徒役29人は全員がオーディションで決定。若手俳優たちを見渡すと、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、上坂樹里、高石あかり(高ははしごだか)ら、すでに映画やドラマなど出演経験が豊富な実力派も数多くいる。 選考の経緯について、飯田氏は「(奥平演じる)神崎拓斗が、男性では割とメインキャラクターになるということは想定していたので、オーディション台本では、御上先生と神崎のシーン、さらには神崎と(窪塚演じる)次元賢太のシーン、女性キャストは、(蒔田演じる)富永蒼と(上坂樹里演じる)東雲温のシーン、さらに神崎、富永、次元の3人のシーンなど、4パターンぐらいをお渡しして、皆さんに演じてもらいました」と説明する。 核となるキャラクターを選考していく過程で、それぞれの俳優たちの適性を見極め、全29人のキャラクターに振り分けていったという。さらに配役が決定後は、それぞれの俳優の特性をリサーチし、キャラクターに肉付けして、生徒たちを作り上げていった。飯田氏は「どのキャラクターも熟考に熟考を重ねました」と語り、一人一人がしっかりと物語の中で役割を担うようなきめ細やかさを大切にしているという。

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