ドジャース大谷翔平選手の元通訳・水原一平被告(40)。2021年11月から去年3月にかけて、大谷選手の口座から約1700万ドル(日本円で約26億円)を不正に送金した罪などに問われていました。
そして、2月7日(日本時間)、カリフォルニア州の連邦地裁は水原被告に、禁錮4年9か月、釈放後3年間の保護観察、そして大谷選手への約26億円の賠償を命じました。
収監されることが決まった水原被告。今後どうなっていくのでしょうか?大谷選手への支払いはどうなるのでしょうか?カリフォルニア州などの弁護士資格を持つ国際弁護士・村尾卓哉氏の見解を交えてお伝えします。
大谷選手へ「約26億円」を支払うよう命じられる 収監される刑務所は…
去年の3月20日にドジャースを解雇された水原一平被告。そこから約1年が経過し、大きな節目を迎えました。日本時間の2月7日、アメリカ連邦地裁から言い渡されたのは次の4つです。
▼禁錮4年9か月 ▼釈放後保護観察3年 ▼大谷選手に約26億円の支払い命令
▼IRS=内国歳入庁(※日本の国税庁にあたる)に約1.8億円の返還命令
水原被告はいつ、どの刑務所に収監されるのか。国際弁護士・村尾卓哉氏の見解は、次の通りです。
▼3月24日正午までに収監 ▼収監先の刑務所については希望を出せる ▼裁判所はカリフォルニア南部の刑務所をすすめている
▼警備レベルの緩やかな刑務所に収監されるのでは
アメリカでは家族の居住地などを考慮して収監される刑務所の希望を出せるということですが、ロサンゼルスにいる水原被告がロサンゼルスの刑務所に入った場合、ドジャースファンの受刑者に襲われてしまう可能性があると村尾氏は指摘。最終的に決めるのは刑務所だということですが、村尾氏の見立てでは、警備レベルの緩やかな刑務所に今後収監されるのではないかということです。