【皇后杯】新潟19季目の上尾野辺めぐみ涙「ただただ悔しい」PK戦で敗れクラブ初タイトル逃す(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

新潟L対三菱重工浦和 延長後半、FKで戦略を練る新潟L上尾野辺(左)と川澄(クラブ提供)

<サッカー皇后杯全日本女子選手権:新潟1(4PK5)三菱重工浦和1>◇25日◇決勝◇エディオンピースウイング広島◇日刊スポーツ新聞社後援 タイトルの壁はやはり高かった。新潟レディースが三菱重工浦和に、1-1からのPK戦4-5で屈し、皇后杯5度目の準優勝に終わった。前半11分に先制を許すも、同28分にMF滝川結女(25)が同点弾。PK戦では3人目でセーブされるも、新潟一筋19季目のMF上尾野辺めぐみ(38)が5人目で成功。だが1歩及ばず、クラブ初タイトルにはまたしても届かなかった。 ◇ ◇ ◇ 勝利の女神は新潟にはほほ笑まないのか。延長戦を戦い抜いて迎えたPK戦。最後はGKが触れたボールが無情にもゴールを割った。皇后杯過去4度(11、13、15、16年度)の決勝進出でPK戦までもつれたのは13、16年の2度。5度目の正直で挑んだ今回も、新潟の夢を阻んできた“鬼門”がまたしても立ちはだかった。自身にとっても5度目の挑戦となった上尾野辺は「ただただ悔しい。今日タイトル取りたかったな」。試合後には涙が流れた。 新潟一筋を貫いてきた。06年に加入。チームで戦うシーズンは19季目を迎えたが、「この1月に入ってから新潟生活は20年目を迎えたんですよ」と人生の半分を新潟で過ごしてきた。「そこ(20年)を達成出来たからやめるとかじゃないですけど」と前置きした上で、「ある意味一区切りでもあるので、いろいろ考えちゃう歳かなとも思います」と胸の内を明かしていた。 近年は肉離れをした左太ももと付き合いながらのシーズンも続いた。持ち前の研ぎ澄まされた左足のキックが制限され、悩まされる時期もあった。そんな中、今季は「ここ数年でかなり状態がいい。制限なしでやれている」と好調をキープ。気温が下がり始めた11月頃に1度だけ離脱したが、38歳になってもチームに欠かせない主軸として戦い続けた。 「ラストチャンスと思って」と覚悟して臨んだ決勝は、後半31分からピッチに立った。セットプレーでは小学校からの幼なじみでもMF川澄奈穂美(39)とのコンビプレーで会場を沸かせ、PK戦でも外せば負けが決定する5人目でしっかりと右上に沈めた。 勝利にはわずかに届かなかったが、チーム、サポーターからは「メグさんにタイトルを」の合言葉で結束。応援バスツアーも急きょ組まれるなど「新潟一丸」で立ち向かった。「まだリーグ戦がある。この試合は無駄にできない。レベルの高いサッカーを常に見せていきたい」。この悔しさは、近い将来で必ず晴らす。【大島享也】 ○…橋川和晃監督(53)は「最高のゲームをして、最後はPK戦を取れませんでしたけど、選手たちが120%で戦ってくれた。最高のゲームでした」と悔しさを押し殺して、選手をたたえた。就任2年目で昨季のWEリーグ杯に続いての準V。タイトルにはわずかに届かずとも、クラブ初の悲願は目の前まで来ている。「(タイトルに)挑めるだけの選手がそろっているし、我々は挑み続けなければいけない」。まだまだ挑戦は続く。

日刊スポーツ

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