【随時更新】北海道東部で大雪 釧路市内の路線バス全線運休 清水町長選2候補が選挙活動中止:北海道新聞デジタル

2月4日 10:05

ドラッグストア道内大手のサッポロドラッグストアー(札幌)は午前9時半現在、帯広市内と十勝管内音更、池田、芽室各町の計7店舗で、開店時間を過ぎても店を開けられない状況が続いている。大雪の影響で従業員が出勤できないため。

2月4日 10:05

JR北海道は札幌-釧路間を結ぶ特急おおぞらを運休。釧路駅の待合室では約30人が特急の再開を待っており、スーツケースを持った外国人観光客が駅員に状況を尋ねたり、スマートフォンで情報を確認していたりしていた。

イタリアから訪れたダニエル・ミオッツィさん(55)は「きょう札幌に行けなかったら、楽しみにしていたさっぽろ雪まつりを見られない。なんとか動いて欲しい」と願った。

中国の貝叶青さん(30)は「このままだと札幌観光もできなくなり、帰りの便も変更しないといけない」と肩を落とした。

2月4日 10:00

北海道は大雪に対応するため、4日午前8時45分に災害対策連絡本部を設置。鈴木直道知事は連絡本部長として「今後の被害状況によっては災害対策本部への移行も想定される。人命最優先の考えで災害対策に万全を期すること」と指示。被害状況の把握や住民への迅速・的確な情報発信を求めた。

また、同11時からは気象台や自衛隊など関係機関26機関で構成する北海道雪害対策連絡部会議を開き、大雪に関する情報交換を行い、今後の対応を協議する。

2月4日 9:45

十勝管内では午前8時半現在、小学校80校、中学校45校、義務教育学校2校が休校した。高校19校と特別支援学校6校も休校。幼稚園は2園が休園した。(午前8時半時点)

◇幼稚園(市町村立)2園、小学校(市町村立)80校、中札内2校が追加、中学校(市町村立)45校、中札内1校が追加、義務教育学校(市町村立)2校、高校(道立)17校、鹿追高校が追加、高校(市町村立)2校、特別支援学校6校

十勝管内本別町役場前で懸命に雪かきを行う町職員=4日午前8時20分

2月4日 9:30

物流大手佐川急便(京都)は4日、大雪の影響で帯広市など十勝管内で荷物の集荷と配達を停止した。再開は未定。今後の天候次第で、対象地域に変更が生じる可能性もある。

2月4日 9:05

4日告示された十勝管内清水町長選に立候補を届け出た、ともに無所属で現職の阿部一男氏(72)と新人で前神戸市議の辻康裕氏(56)=届け出順=の両陣営は、十勝地方の大雪の影響で同日午前8時すぎから予定していた出陣式や候補の第一声を取りやめ、同日の選挙活動も中止にした。

昼前後に事務所内で神事のみを行い、両候補があいさつするという。

2月4日 9:00

釧路市内は、前日から一転してまとまった降雪に見舞われた。くしろバスは4日、釧路-札幌間、釧路-根室間の都市間バスを終日運休すると発表。市内の路線バスも全便運休している。

午前8時ごろ、釧路駅前のバスターミナルに足を運び、自身が乗る路線バスが運休だと知った釧路市在住の橋本晴美さん(75)は「病院で検査の日だったのに諦めるしかない。きょうは無理だ」とうなだれていた。

キャリーバックを大変そうに引いて歩く海外からの観光客=4日午前7時45分、釧路市黒金町(国政崇撮影)

市内住吉の事業所前では、午前7時からスコップで雪かきをしていた金融機関職員門木紀康さん(30)は「この雪の量には驚いた。重たい雪で困っている」と、雪が降りしきる中、疲れた様子で話していた。

釧路市北大通の家の前で、スコップで雪かきをしていた高井智子さん(90)は「2月上旬のこの雪は経験があまりない」と嘆いていた。

2月4日 8:00

雪が降り続く帯広市内で、除雪を続ける市民=4日午前7時15分(金本綾子撮影)

JR北海道は4日、札幌―釧路間の特急列車など計58本の運休。このうち「特急おおぞら」と「特急とかち」は午後1時半ごろまでに出発する列車を中心に計14本の運休が決まっている。函館線では手稲から札幌に向かうホームライナー2本も運休する。

2月4日 8:00

歩行者の腰近くまで雪が積もった帯広市内=4日午前6時15分、帯広市西7南6(加藤哲朗撮影)

日本航空は4日、札幌丘珠空港や釧路空港、帯広空港を発着する計8便、全日空は新千歳空港や釧路空港、中標津空港など発着の計10便、エア・ドゥは釧路空港と羽田空港を結ぶ計2便の欠航する。

2月4日 8:00

雪が降り続く帯広市内=4日午前6時20分(金本綾子撮影)

北海道教育委員会によると、宗谷、十勝、釧路、根室管内の小中学校、高校で計200校以上が臨時休校する。

2月4日 7:00

雪が降り続く帯広市内で、立ち往生した車を掘り出す市民ら=4日午前7時15分(金本綾子撮影)

雪が降り続く帯広市内で、腰の高さほどになった雪かきを続ける市民=4日午前7時20分(金本綾子撮影)

今季一番の寒気の影響で、道内は3日夜から各地で大雪に見舞われた。特に道東地方を中心に雪が強まっており、4日午前7時までの24時間降雪量が帯広市で106センチとなり、統計を始めてから最も多くなった。札幌管区気象台によると、道東では4日夕方まで、日本海側は6日まで降雪が続く予報だ。

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