ロッテからポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が17日(日本時間18日)、ドジャースと契約を結んだことを自身のインスタグラムで発表した。 米メディアによると、佐々木の契約金は650万ドル(約10億1400万円)。現行の大リーグ労使協定では25歳未満、もしくはプロ6年目未満の選手はマイナー契約しか結べない「25歳ルール」が存在し、契約金は国際ボーナスプール(国際選手の契約予備金)から支払われる。 佐々木の元所属球団、ロッテに支払われる譲渡金は契約金の25%と年俸や出来高の15%。現時点で確定しているのは650万ドルの25%に相当する162万5000ドル(約2億5400万円)で、メジャーに昇格した場合は最低保障年俸76万ドル(約1億2000万円)の15%、11万4000ドル(約1780万円)が加算される。 ド軍2年目の山本は昨オフに25歳でポスティング制度を利用。投手ではメジャー史上最大規模の12年3億2500万ドル(当時の為替レートで約464億8000万円)で合意し、古巣オリックスに5062万5000ドル(約72億4000万円)が支払われた。
25歳まで待てば大型契約の可能性もあったが「野球や人生に絶対なんてない。2年後に3億ドル、4億ドルの契約を結ぶ約束はできない」とは佐々木の代理人の言葉だ。時間とお金。一年でも米国で早く勝負がしたい。佐々木は前者を選択した。