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スズキは30日、四輪駆動車「ジムニー」シリーズの新モデル「ジムニー ノマド」を4月3日に国内で発売すると発表した。既存モデルよりドアが多いシリーズ初の5ドア仕様で、後部座席の使い勝手を高めた。海外では生産国であるインドなどで2023年から販売している。日本仕様車のノマドも量産効果が見込めるインドから輸入する。
希望小売価格は265万1000円から。目標販売台数は月1200台としている。
ジムニーは1970年に初代が発売され、世界販売台数はシリーズ累計で350万台を超える。悪路の走りやすさに定評があり、山間部などでの利用が多いという。2018年に全面改良され発売された既存モデルは3ドア仕様だった。
ノマドはフランス語で遊牧民を意味する。30日に都内で開いた発表会で、スズキの鈴木俊宏社長は「新たな冒険を楽しむ相棒になる」と述べた。同日はジムニー展開を主導し24年に死去した父・修氏の誕生日であると明かし、新モデルの追加を「（修氏も）喜ぶのではないか」と話した。
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