ヌワネリ、ルイス・スケリーのような選手がいないのが今のアーセナルとシティの違い「彼らは若い最高の才能を売り飛ばし、大きな代償を払っている」(theWORLD)|dメニューニュース

素晴らしいパフォーマンスを見せたルイス・スケリー Photo/Getty Images

若手の多くを売ってしまった

プレミアリーグ第24節、アーセナルはマンチェスター・シティと対戦し、5-1と大勝を収めた。シティはアーリング・ハーランドのゴールで一時同点に追いついたが、その後ビルドアップのミスなどから失点し、崩壊した。 印象的だったのはアーセナルのアカデミーで育った2人のティーンエイジャーのゴールだ。62分に18歳のDFマイルズ・ルイス・スケリーがペナルティエリアに切り込んで右足でゴール。アディショナルタイムには途中出場の17歳MFイーサン・ヌワネリが左足で見事なシュートをゴール左隅に沈め、ゴールラッシュを締め括った。 『Daily Mail』のオリバー・ホルト氏は、試合を解説したガリー・ネビル氏がルイス・スケリーに触れて「リーグを盛り上げている」と評したことに賛同し、この18歳の驚異的なパフォーマンスとスター性を讃えている。同時に、シティがアカデミーで育ててきた若手の多くを売却してしまっていることに異を唱えた。 「その通りだ。彼は値段のつけられないほどのスター性を備えており、アーセナルとそのファンに、リヴァプールを追い抜くかもしれないという希望を与えるような性質を備えている」 「その影に隠れたシティには、ルイス・スケリーのような選手はいない。アーセナルの5点目で、最高のゴールを決めたイーサン・ヌワネリのような選手もいない。シティは若い最高の才能を売り飛ばし、いま大きな代償を払っている」 チームの高齢化とともに、アカデミー育ちの若手を次々と売り払ってしまったことはシティの失敗としてしばしば指摘される。チェルシーでエース格となったコール・パルマーのみならず、リアム・デラップやテイラー・ハーウッド・ベリスらアカデミー育ちの有望株とされていた選手たちの多くは売却され、ジェイムズ・マカティーにも移籍の噂が立った。シティにはフィル・フォーデンというアカデミーの大きな成功例があるが、現在ルイス・スケリーやヌワネリほどのインパクトを備えた10代の選手は見当たらない。 リコ・ルイスを重用したように、ペップ・グアルディオラは若手の育成や起用にも定評があったはずなのだが、近頃はこのように批判されることも多い。若手起用に関しては、いつの間にかミケル・アルテタと評価が逆転してしまっているようだ。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *