フジテレビ(25年1月)
中居正広(52)の女性トラブルにフジテレビの社員が関与したなどとする報道をめぐり、トヨタ自動車や花王など50社以上の企業が同局でのCM放映差し止めなどの措置をとることが20日、明らかになった。スポンサー離れが加速している。
同局でも一連のトラブルについて連日報道し、「Live News イット!」を担当する宮司愛海アナウンサー(33)らも自らの言葉で悲痛な胸中を明かすなど、局内外からさまざまな声が上がっている。
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局のアナウンサーたちが、テレビ画面を通じて切に訴えた。20日放送の「めざまし8(エイト)」では、酒主義久アナウンサー(37)が目に涙をためながら「本当にもどかしいというのが一番で」と声を振り絞った。言葉を詰まらせながら「13年働いてきて1度も辞めたいって思ったことないですし、大好きな会社で先輩も後輩も含めて、大好きな仲間がいろいろ苦しんでいる姿っていうのを…見てきたので。説明も今後しっかりしてほしいなっていうのが今の思いです」と吐き出した。
小室瑛莉子アナウンサー(25)は「今回を機に私の同僚や私自身もSNSで全くの臆測が広がっていて。毎日悔しい気持ちで正直、いっぱいです」と語り「今後は会社には生まれ変わってほしいと思います」などと仲間の思いも込めて代弁した。
定例会見が行われた17日には、「Live News イット!」で宮司アナが「この一連の問題の根本、大元、何があったのかをしっかり第三者の目を入れて調べてもらう。そして会社が生まれ変わる1歩にするべきだと感じています」などと訴えていた。
同局の若手社員からもさまざまな声があがっている。20代女性社員は「今回の件に関係のない社員まで厳しい目にさらされていてつらく感じています。会社が変われるチャンスだとも思うので、うみは全部出し切ってほしい」と願った。30代男性社員は「この件は僕らもおそらく世間の皆さんと同じ感情を抱いています。早く外部も入れて調査して、謝るべきことは謝罪して、あしき風習を断ち切るべきだとみんな思っています」と胸の内を明かした。
関係者によると、同局は第三者の弁護士を中心とした調査委員会の調査結果や進捗(しんちょく)によっては会見の実施を検討しており、随時知らせていくという。