エンジンに搭載されている装置の材質やプログラムが不適切で、最悪の場合、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあるとして、ホンダは「N-BOX」など8車種、155万台余りのリコールを国土交通省に届け出ました。
リコールの対象は、2017年7月から去年11月までに製造されたホンダの「N-BOX」や「N-BOX Custom」など8車種、155万台余りです。国土交通省によりますとこれらの車ではエンジンに搭載されている排気ガスに関する装置の材質やプログラムが不適切で、一部が腐食すると最悪の場合、走行中にエンジンが停止して再始動できなくなるおそれがあるということです。これまでに不具合の情報が111件、寄せられているということです。
ホンダは、2月1日から全国の販売店で無料でプログラムの書き換えを行い、準備ができしだい部品の交換を案内するなどとしています。
また、ホンダは、おととし9月から去年11月までに製造された「N-BOX」など3車種、24万台余りで、エアコンの制御プログラムの設定が不適切で、低速での走行時にブレーキペダルの操作力が大きくなるおそれがあるとして改善対策を届け出ました。改善対策は、国の安全基準は満たしているものの、安全性に問題があると会社が判断した場合に国に届け出るリコールに準じた制度で、これまでに不具合の情報が85件寄せられていて、このうち1件は物損事故だということです。
ホンダは、2月1日から全国の販売店で無料でプログラムの書き換えを行うとしています。