チーム大阪に勝利し、歓声に応えるロコ・ソラーレの藤沢(手前=カメラ・中島 傑)
◇カーリング日本選手権 第3日(4日、神奈川・横浜BUNTAI) 女子の1次リーグで、五輪2大会連続メダルのロコ・ソラーレが、1日2連勝で2次リーグ進出を決めた。初戦の札幌国際大に10―3で今大会の初勝利を挙げると2試合目のチーム大阪にも12―5の圧勝。2日の初戦を落とし、負けられない一戦だったが、世界の一線で見せつけてきた底力で、しっかり修正した。今大会で4位以下だとミラノ・コルティナ五輪への道が途切れるが踏みとどまり、一気に勢いに乗った。 ロコ・ソラーレが1日で軌道修正してきた。この日の第1試合で札幌国際大を退けると、勢いをつけて臨んだチーム大阪との第2試合。第1エンド(E)で2点を奪い、続く第3Eでは常にナンバーワンを維持し、相手のミスを誘うと一気に5点を奪うビッグエンド。その後も着実に得点を重ね相手を寄せつけず2連勝で貫禄を示した。スキップの藤沢五月(33)は「初日は対戦相手との相性が悪かった。みんなで勝てるチャンスはあるねとしっかり確認しました」と納得の表情を浮かべた。 今大会で4位以下なら3大会連続での五輪出場が消滅する。2日の北海道銀行との初戦を落とし、後がない状況だったが、追い詰められれば、追い詰められるほど底力を発揮するのがメダリストチーム。敗戦を「教科書」に、反省点を改善し、1次リーグを突破した。藤沢は「昨年は2敗して決勝にいけなかった。結果よりも自分たちがアイスと向き合えれば」と気を引き締めた。(松末 守司)
報知新聞社
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