三浦知良
サッカー元日本代表で、日本フットボールリーグ(JFL)のアトレチコ鈴鹿でプレーするFW三浦知良(57)が20日放送の日本テレビ系「しゃべくり007」(月曜後9・0)2時間SPに出演。1998年W杯フランス大会の代表メンバーから外れた際の出来事を振り返った。
番組では、フランス大会の開幕が近づく中、当時の岡田武史監督(68)が「外れるのは市川、カズ、三浦カズ、北沢」と3選手を落選と発表したシーンを紹介。
カズは落選を公に発表する日に岡田監督の部屋に呼ばれ、直接「外れるから」「3試合を想定した時にポジション的に使う場所がない」と言われたと告白した。
「悔しさは今でも消えない部分はありますし、自分がもっと努力してたらと正直思います。でも監督の判断がすべて。サッカー選手でいる以上、こういうことはある」と複雑な胸中を話した。
また、岡田監督は落選発表時に「カズと北沢に関しては僕の判断で帰しました」と発言していたが、カズは「あれは違います。僕と北沢が『帰る』って言った」と主張。落選した3選手は、ベンチにも入れない立場だったため、「僕はプロだから、働く場所がなかったら帰るべきと思った」と帰国した理由を説明した。
「当時、協会としても岡田さんとしても、みんな一緒に来て欲しいのはあったと思います。僕らの考えを尊重してくれて、帰らせてくれた」と岡田氏なりの気づかいだったと明かした。