下條アトムさん死去 芸能界から追悼の声 「仮面ライダー」でタッグ・鈴村展弘氏らしのぶ(スポニチアネックス)|dメニューニュース

俳優の下條アトム(しもじょう・あとむ)さんが1月29日に死去したことがわかった。78歳。所属事務所のトム・プロジェクトが13日に発表した。俳優、声優と幅広く活躍した下條さんの訃報に、芸能界から追悼の声が上がっている。 所属事務所によると、下條さんは23年9月に急性硬膜下血腫を患って以来、闘病生活を送っていた。1月29日、体調が急変し都内の病院で亡くなった。 特撮作品を多く手がける鈴村展弘氏は、訃報を受け「仮面ライダー響鬼では、大変お世話になりました」と、05年〜06年放送でタッグを組んだ下條さんへの感謝をつづり「謹んでお悔やみ申し上げます」と結んだ。 小説家でタレントのいとうせいこうは自身のXで「下條アトムさん、ご冥福をお祈りいたします。合掌」と追悼した。 また歌手のダイアモンド☆ユカイ「古き良き昭和の時代が懐かしく思い出します。たくさんの夢をありがとうございました」と感謝した。 「クロサギ」や「東京サラダボウル」で知られる漫画家の黒丸氏は「私にとってはやっぱり日本語吹替をしてらしたエディ・マーフィー、特に『ビバリーヒルズ・コップ』。ビデオ擦りきれるほど観まくった。映画は字幕派だったけどこれは別」と思い出を振り返った上で「山寺さんも素敵だけど、日本でのアクセル人気の火付け役はやっぱり下條アトムさんだと思う。大好きでした…」としのんだ。 下條さんは1946年11月26日生まれ、東京都出身。映画「男はつらいよ」シリーズの3代目おいちゃん役で知られる俳優・下絛正巳さんと元女優の田上嘉子さんの間に生まれた。69年放送のNHK連続テレビ小説「信子とおばあちゃん」でドラマデビューし、その後「藍より青く」「マー姉ちゃん」など朝ドラに多数出演。日本テレビ系「太陽にほえろ!」や「火曜サスペンス劇場」シリーズ、テレビ朝日系「相棒」シリーズや「土曜ワイド劇場」などで名脇役として重宝された。 声優としても活躍し、海外吹き替えでは、俳優エディ・マーフィの吹替作品を多く担当。「エディ・マーフィでおなじみの下條アトム」と称された。また、ナレーターを務めたTBS系「世界ウルルン滞在記」は広く知られ、「出会ったぁ〜」などの独特の口調を生み出した。

俳優・声優・ナレーターと幅広く活躍した下條さん。急性硬膜下血腫発症前に収録し、昨年10月から放送されたテレビCM・味の素「生オリーブオイルソース 瀬戸内レモン」のナレーションが最後の仕事となった。

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