亀田製菓の「ハイハイン」が台湾のカドミウム基準を超えて廃棄処分か?
「亀田製菓の不買が深刻—これからは日本市場を切り捨てて中国とインドで頑張れよ」を出した後で気づいたのですが、台湾に輸出した亀田製菓の乳幼児用のお菓子「ハイハイン」からカドミウムが検出されたと昨日台湾のFDAが発表。
以下、自動翻訳。
乳幼児穀物類補助食品及び乳幼児副食品におけるカドミウムの限度は0.040 mg/kgのところ、「ハイハイン」からは0.046 mg/kgが検出されたとあります。
カドミウムといえばイタイイタイ病の原因になった重金属でありますから、おっそろしいイメージがありますが、ごく微量のカドミウムは様々な食品から日常的に摂取しており、玄米及び精米の国際基準では0.4 mg/kg以下となってます。日本では1.0 mg/kg以下としつつ、国際基準に合わせて、0.4 mg/kg以上の米は政府が買い上げて、流通しないように処理していましたが、平成23年に玄米及び精米の基準値を0.4 mg/kg以下に改正しています。
日本では、乳幼児用の食品に対する特別な基準は乳製品以外には見当たらず、0.046 mg/kgの「ハイハイン」は基準値以下として問題なく流通しているのでしょう。この商品は国産米を使用しているとのことなので、おそらく他社製品も同じです。その点、台湾では乳幼児用食品に対して、国際基準の10分の1という厳格な基準を設けていて、それに引っかかったというわけです。
これは、韓国農心の辛ラーメンが繰り返し各国の基準に引っかかってリコールされているのと同じです。亀田製菓は以前農心と業務提携をしていますので、似たもの同士ってことか。
以前書いたように、「基準が違うだけで、日本では問題なし」にはならず、相手の国の基準を遵守できないってことですから、衛生や安全のルールに対する考え方や技術に欠陥があるってことに他ならず、私は農心の商品を買うのをやめました、
これについては、亀田製菓の見解を待つとしますが、これでさらに信用も売上も落ち、株価も落ちるのは必至です。
漫画「ダンダダン」の由来は「肉汁餃子のダンダダン」で決まりか
続けて食い物についての雑談めいた話をいくつか。
「「ダンダダン」は段田男から? 「肉汁餃子のダンダダン」から?—「差別」を利用する人々[1]」で、漫画「ダンダダン」のタイトルは、演歌歌手の段田男からとったのか、「肉汁餃子のダンダダン」からとったのかを検討しました。
それを書いた後で気づいたのですが、作者である龍幸伸が「肉汁餃子のダンダダン」川越店を訪れてサインを残し、そのあと連載の176話にも同店が登場し、バトルの舞台になったようです。やはりあのタイトルは「肉汁餃子のダンダダン」からか。
これで、「肉汁餃子のダンダダン」川越店は、聖地巡礼をする観光客が殺到でしょう。明示しているわけではないのですが、漫画の舞台である神越市は川越市ではないかとの指摘が前からあって、その説はほとんど確定です。
川越は小江戸として観光客に人気がありますので、川越に観光客が殺到して、オーバーツーリズムが問題になりそうです。オカルトやUFOのマニアには厄介なのが混じってますしね。川越まで行くのが面倒な人は新宿、渋谷、浅草あたりの支店に立ち寄りますから、宣伝効果は抜群です。
(残り 1394文字/全文: 2813文字)
ユーザー登録と購読手続が完了するとお読みいただけます。
会員の方は、ログインしてください。