五輪メダリストのナンシー・ケリガンさん涙 フィギュア関係者犠牲、旅客機と陸軍ヘリ衝突事故(日刊スポーツ) – Yahoo!ニュース

94年2月、リレハンメル冬季五輪女子フィギュアスケートのフリーで演技するケリガンさん

米フィギュアスケート女子の五輪メダリスト、ナンシー・ケリガンさん(55)が30日、米首都ワシントンDC近郊で起きたアメリカン航空の旅客機と陸軍ヘリコプターの衝突事故で複数のフィギュアスケート関係者が犠牲になったことを受け、号泣しながらメディアの取材に応じた。旅客機には最大14人の米フィギュアスケート関係者が搭乗していたと伝えられてる。 29日夜、カンザス州ウィチタを出発した旅客機とヘリがレーガン空港付近の上空で衝突し、川に墜落。旅客機には乗客乗員64人とヘリには3人が乗っていたが、トランプ米大統領は生存者はいないとの認識を示した。ウィチタでは26日までフィギュアの全米選手権が開催されており、その後に強化合宿も同地で行われていたことから、複数の関係者が搭乗していた。 亡くなったフィギュアスケート関係者のうち少なくとも6人は、スケーティング・クラブ・オブ・ボストンの関係者で、オリンピックに2度出場した経験を持つ元世界王者でロシア人コーチのエフゲニ・シュシュコワさんとバディム・ナウモフさん夫妻や、将来を嘱望された10代の選手2人とそれぞれの母親も含まれていた。 同クラブの出身であるケリガンさんは、「大切な人たちと一緒にいる」ため事故後すぐにクラブを訪れたと言い、涙ながらに一晩中事故のニュース報道を見ていたと記者会見で述べた。「私にはコミュニティーのサポートが必要でした。助けを求めたり、お互いのためにそこにいたりするのは良いことです」と語った。 1992年アルベールビルオリンピックで銅、1994年リレハンメルオリンピックで銀メダルに輝いたケリガンさんは、一緒に仕事をしたことはなかったものの、亡くなったシュシュコワさんとナウモフさんペアとは同じ大会に出場するなど過去に何度も顔を合わせていたと振り返った。 フィギュアスケート界が飛行機事故の悲劇に見舞われたのはこれが初めてではない。1961年に当時のチェコスロバキア・プラハで開催された世界選手権に出場するため現地に向かっていた米国代表団を乗せた飛行機が墜落し、代表選手18人を含む73人が犠牲になる痛ましい事故が起きていた。(ロサンゼルス=千歳香奈子)

日刊スポーツ

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