佐々木朗希がドジャースとの契約発表 最強ローテ大谷&由伸と結成へ「正しい決断だったと思えるよう頑張ります」(デイリースポーツ)|dメニューニュース

ロッテからポスティングシステムで米大リーグ移籍を目指していた佐々木朗希投手(23)が17日(日本時間18日)、ドジャースと契約を結んだことを自身のインスタグラムで発表した。複数の米メディアによると、契約金は650万ドル(約10億1400万円)。23年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表を世界一に導いた大谷翔平(30)、山本由伸(26)両投手と強力ローテを形成し、ワールドシリーズ連覇を目指す。今季ポスティングを申請しながら去就が未定となっているのは中日の小笠原慎之介投手(27)のみで、交渉期限は米東部時間24日(日本時間25日)。 昨年12月10日の交渉解禁から39日目。人生の岐路に立った23歳の青年が自らの意思で進むべき道を示した。 「ロサンゼルスドジャースとマイナー契約を結ばせていただくことになりました」(原文まま) 自身のインスタグラムで明かした球団は2年前のWBCでともに世界一の歓喜を分かち合った先輩がいるチームだった。 交渉前から大本命に挙げられていた球団への移籍。一部で「出来レース」とささやかれていた争奪戦だったが、佐々木は「とても難しい決断でした」と振り返る。 交渉解禁に合わせて渡米し、メジャー30球団のうち20球団以上から送られてきた資料を吟味。8球団に絞り込み、代理人事務所のあるロサンゼルスで直接面談を実施した。年末年始を日本で過ごした後、今月初めに再渡米。ド軍、ダルビッシュらが所属するパドレス、カナダ・トロントを拠点とするブルージェイズの3球団の本拠地に自ら足を運び、判断の材料にした。 ポスティングシステムの「25歳ルール」によるマイナー契約からスタート。周囲からは「あと2年待てば…」との声もある。「野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」。行間から佐々木の強い気持ちがにじみ出ていた。 最速165キロの剛腕。20歳5カ月で完全試合達成。その名を米球界にとどろかせていた「令和の怪物」を待っているのは昨季王者の先発陣だ。 大谷、山本と強力日本人トリオを結成。今オフに5年1億8200万ドル(約284億円)で獲得したサイ・ヤング賞2度の左腕スネルや、昨季開幕投手で昨オフに5年1億3650万ドル(約213億円)で契約延長したグラスノー、加えて22年に16勝を挙げたゴンソリンも故障から復帰予定で、メジャー屈指のローテーションが完成した。球団は先発6人制も視野に入れており、疲労軽減やけが防止に大きなプラスとなる。 佐々木が正式契約を結ぶのは20日以降の見込み。「入団会見では、ここまで支えて頂いた全ての皆様に感謝しながら、ドジャースのユニフォームに袖を通したいと思います」。子どもの頃から抱いていた夢の実現。DODGERSのSASAKIが間もなく誕生する。

◇佐々木 朗希(ささき・ろうき)2001年11月3日生まれ、23歳。岩手県出身。192センチ、92キロ。右投げ右打ち。投手。大船渡一中では軟式野球部に所属。大船渡高から19年度ドラフト1位でロッテ入団。プロ2年目の21年5月16日・西武戦(ゾゾ)で初登板初先発。22年4月10日・オリックス戦(ゾゾ)で史上最年少20歳5カ月で完全試合を達成。24年は自身初の2桁勝利(10勝)をマークした。23年WBC日本代表。

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