[北京 21日 ロイター] – アジア時間21日の原油先物価格は下落している。トランプ米大統領が20日に就任し、エネルギーに関する国家非常事態を宣言する大統領令に署名すると表明したことや、カナダとメキシコに関税を検討していると発言したことを受けた。
0156GMT(日本時間午前10時56分)時点で、北海ブレント先物は0.11ドル(0.14%)安の1バレル=80.04ドル。
米WTI先物3月限は前週末から0.67ドル安の1バレル=76.72ドル。20日の米市場はキング牧師生誕祭のため清算値は出なかった。
トランプ氏は、エネルギーに関する国家非常事態を宣言する大統領令に署名すると表明。過剰な規制を撤廃し、気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からも離脱し、すでに高水準にある米国の石油・ガス生産を最大化する包括的な計画を打ち出した。 もっと見る
また、カナダとメキシコが多数の移民や合成麻薬「フェンタニル」の米国への流入を容認しているとし、両国からの輸入品に25%の関税を課すことを検討していると述べた。2月1日にも実施する可能性があるとした。 もっと見る
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