外道の歌【レビュー】

窪塚洋介と亀梨和也の共演に興味が湧き、他の情報を入れずに観始めると、予想以上に激しい内容でビックリ!ただ、ギリギリのところで視線が変わるように撮影されているので、視覚的には観るに耐えられるよう工夫されています。

常にサングラスをかけたカモ(窪塚洋介)と、闘争心を目に宿したトラ(亀梨和也)の雰囲気から、男臭い作品という印象を受けつつ、南沙良が演じる奈々子がいることで、女性目線でも観やすくなっています。また、1話完結ドラマの感覚で観られると同時に、グラウンドストーリーも展開されているので、続きが気になる構成になっています。

カモとトラは表向きは古書店を営んでいて、影では復讐屋をやっています。そこには、さまざまな依頼が舞い込んできて、一つひとつが本当に濃厚です。それも実際にありそうな事件を取り上げているので、観ていて恐ろしくなります。一方で、絶対に許せない非道な罪に対する、カモとトラの復讐もかなり過激です。その復讐ぶりに圧倒されながら、どこかでスッキリしてしまう自分自身に気づくと、それもまたゾッとさせられるでしょう(苦笑)。

そして、各事件とは別に、奈々子の家族が被害に遭った事件の謎が同時進行で描かれていきます。その謎が徐々に明かされていく上に、他の問題も勃発して、ラストは全く読めない展開が出てきます。すごく気になるラストになっているので、続きが作られるなら早く観たいです。

『外道の歌』2024年12月6日よりDMM TVにて独占配信中R-15+

公式サイト

©DMM TV

TEXT by Myson

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「外道の歌」渡邊ダイスケン 著/少年画報社

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情報は2025年1月時点のものです。最新の販売状況や配信状況は各社サイトにてご確認ください。

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