タレントの小島瑠璃子(31)が4日午後、東京・港区の自宅マンションから110番通報した。会社経営の夫(28)が倒れており、搬送された病院で死亡が確認された。小島も気分が悪くなって搬送されたが、軽症で無事。夫は昨年秋、会社の資本金を8分の1にする大幅減資に踏み切るなど経営に奮闘していたのだが…。
捜査関係者らによると、小島が4日午後、子供(1)とともに外出先から自宅マンションに戻ると、意識不明で倒れている夫を発見したという。午後2時50分ごろに110番通報。警視庁署員が駆け付け、小島と夫はそれぞれ同3時ごろに病院に搬送され、小島は症状が軽く無事だったものの、夫は死亡が確認された。
小島も警視庁から事情を聴かれている。午後10時ごろ、警察署には本人の近しい関係者とみられる人物が乗った車が出入りした。小島は個人で活動しており、大手芸能事務所ホリプロに所属していたころのような強力なバックアップは得られない中、周囲から献身的にサポートされていた。
警視庁署員は報道陣に対応はせず、車の搬入口が開閉する際に「離れてください」と呼びかけるのみだった。
小島は2009年、ホリプロタレントスカウトキャラバンでグランプリを受賞し、芸能界入りした。バラエティー番組をはじめ、多方面で活躍して「こじるり無双」と称された。日本での活動をセーブし、中国での活動を見据えて23年から中国の大学に留学することを公表。同年2月にホリプロを退所した。本人を知る関係者の話。
「こじるりは共通の知人を介して知り合った男性と23年春に結婚。当時、『(男性が)婿養子になって小島姓になったんだ』と、うれしそうとも恥ずかしそうとも言える表情で話していました。夫は温浴施設のプロデュースやその関連アプリの開発を手がけるベンチャー企業の経営者です」
夢だった中国での活動は一旦、保留にした。
「結婚後、ほどなくして妊娠が分かり、周囲に報告。24年年明けごろに出産したと聞きました」(前出関係者)
家族3人で仲良く暮らしていたはずだった。
「小島さんは夫の事業を、夫は小島さんの中国進出をそれぞれ応援していました。夫は昨年秋、会社で資本金を8分の1ほどに減少させる大幅減資に踏み切るなど経営に奮闘していましたが…」
原資は企業の財務状況を改善するためや企業の規模を縮小して資本に見合うようにするために行われる。一部では会社経営が芳しくなかったとも報じられている。
小島は夫が急死したことでホリプロをはじめ、芸能界から心配の声が上がっている。