2025年1月23日 18時09分 日本銀行(日銀)
日銀の金融政策決定会合が23日から始まりました。追加の利上げに向けて日銀はアメリカのトランプ大統領が就任直後に打ち出す政策や金融市場の動きを注視していましたが、今の経済・物価の見通しに大きな影響はないという見方が多く、24日の会合では政策金利を0.5%程度に引き上げる方向で検討を行う見通しです。
日銀の金融政策決定会合は23日から2日間開かれ、初日は植田総裁ら政策委員が経済・物価の情勢について意見を交わしたとみられます。これまで日銀は、追加の利上げの判断にあたって、春闘に向けた賃上げの動きに加え、アメリカのトランプ大統領の政策や金融市場の動向を確認したいという姿勢を示してきましたが、このうち賃上げの動きについては、前向きな動きが継続していることを確認したとみられます。またトランプ大統領が就任直後に打ち出した政策や金融市場の動向も、現時点では経済・物価の見通しに大きな影響はないという見方が多くなっていて、会合2日目の24日は利上げの環境が整ったことを最終点検し、0.25%程度の政策金利を0.5%程度に引き上げる方向で検討を行う見通しです。
日銀が追加の利上げに踏み切れば去年7月の会合以来となります。