札幌市 ノースサファリサッポロの建物の撤去命令を検討|NHK 北海道のニュース

札幌市南区の動物園、ノースサファリサッポロの運営会社が必要な許可を得ずに飼育施設などを建設したとして、市はすべての建物の撤去を命じる措置を検討していて、会社側の対応などを踏まえて最終的な方針を決定することにしています。運営会社は「札幌市と改善計画を協議し、真摯に対応している」などとしています。 札幌市によりますと動物園の運営会社「サクセス観光」は、南区にあるノースサファリサッポロの敷地が建物の建築の際に市の許可が必要な「市街化調整区域」にあるにもかかわらず、必要な手続きを行わないまま無許可で飼育施設や事務所などを建設し、動物園の運営を続けてきたということです。 市は動物園が開業する2005年以前から行政指導を行い、その後も、文書や口頭で繰り返し指導してきましたが、運営会社は指導に応じることなく施設の拡張などを進めてきたということです。 このため市は都市計画法にもとづき園内のすべての建物の撤去を命じる措置を検討していて、今後、会社側の対応などを踏まえて最終的な方針を決定することにしています。 運営会社のサクセス観光は「以前より札幌市と改善計画を協議し、真摯に対応している状況で、大変遺憾だ。市の考えを確認し、引き続き適正な対応をしていく」とコメントしています。 動物園を訪れた札幌市の20代の女性は「動物とふれあうことができ、子どもにとっても楽しい場所なので、園にはしっかりとした運営体制をとってほしい」と話していました。 また札幌市の50代の女性は「ほかの施設にはないよいところがあるので、改善して動物園として残ってくれると嬉しい」と話していました。

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