95年1月17日に発災して甚大な被害が出た阪神・淡路大震災から、きょう17日で30年を迎える。兵庫・神戸市で生まれ育った松山弘平騎手(34)も、幼少期に被災した。当時を振り返りながら、改めて助け合うことの大切さを語った。 松山少年は当時4歳。記憶も曖昧な中、震災の経験は今も覚えているという。 「まだ小さくて覚えていることと覚えていないことがありますが、あれだけの出来事だったので覚えていることもあります。本棚が倒れたり、食器がぐしゃぐしゃになったり、テレビがもとあった位置から飛んでいたのが印象的でした。毛布にくるまって、体育館に逃げたりもしました」 震災の影響で祖父母が仮設住宅生活を余儀なくされるなど、身近な人にも影響が及んだという。あれから30年。時がたっても、当時の経験から助け合いの心を大切に思う。「今こうして30年がたち、あの時に助け合うことを経験しました。いろんな人に家族がいろいろと助けてもらったので。その気持ちは忘れないでいきたいです」。被災した経験を胸に刻み、競馬にも向き合っていく。 日曜中京メインの日経新春杯は、初コンビとなるサトノグランツで挑む。
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