兵庫県警本部(共同)
斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題を厳しく追及し、インターネット上で誹謗中傷を受けたことを理由に県議を辞職した竹内英明氏(50)が死亡したことに関し、竹内氏が「県警の任意聴取を受けていた」「逮捕が間近だった」とする交流サイト(SNS)上の真偽不明の情報について、複数の県警関係者が20日、明確に否定した。
斎藤氏は同日、記者団に「大変ショックを受けており、心からお悔やみ申し上げる」と述べた。
竹内氏は県議会調査特別委員会(百条委)の委員を務めていたが、昨年11月の知事選期間中に中傷が過熱したことを受け、同月17日の投開票翌日に議員辞職した。
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選挙戦では、斎藤氏を応援する目的で立候補した政治団体「NHKから国民を守る党」党首立花孝志氏が、竹内氏を含む委員に関する情報などを街頭やネット上で発信。真偽不明の情報が拡散された。
立花氏は19日に竹内氏の死亡が報じられた後、ユーチューブで「逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」などと発信。Xでも同様の投稿をしていたが、20日未明までに投稿を削除した。(共同)