永瀬拓矢九段「終盤で大差つけられ、経験値が不足」 王将戦第3局

74期王将戦七番勝負第3局2日目、投了直前にうつむく挑戦者の永瀬拓矢九段=東京都立川市のオーベルジュときとで2025年2月6日午後7時2分、岩下幸一郎撮影

藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、東京都立川市のオーベルジュときとで5日から指されたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第3局は6日、藤井王将が勝利し、3連勝で4連覇に王手をかけた。後がなくなった永瀬九段は終局後、「終盤に大差を付けられてしまい経験値が足りていない部分があった」と振り返った。報道陣との主なやり取りは以下の通り。

封じ手8一飛、選択肢になかった

――1日目の進行の手応えは。

◆難しいかなと思いました。

――2日目はどうだったか。

◆封じ手の8一飛は考えた選択肢には入っていなかったので、一から改めて考える感じになりました。

――昼休憩の形勢判断は。

◆6五歩(93手目)は少し指せていてもおかしくないと思っていました。

――午後の戦いは。

◆(97手目の3七角に)5五歩と(千日手模様には)されないような気はしました。本譜でどうかなと思っていました。

――一局を振り返って。

◆終盤ちぎれてしまったのと、経験値が足りていない部分があるなと感じました。

――カド番に追い込まれたが、第4局の抱負を。

◆一局一局とても勉強になっているので精いっぱい準備したいと思います。

【丸山進、新土居仁昌】

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