こちらは、現在の江田島市上空の映像です。午前中に発生した山火事は、現在も延焼しており、暗くなり燃え広がっている火がはっきりとわかります。江田島市の山火事の現場周辺から庭田記者に伝えてもらいます。■庭田記者私は火事が起きている山の麓の住宅地に来ています。煙が立ち込めていて現場には非常に焦げ臭いにおいが漂っています。ちょうど帰宅時間帯ですが、警察がこのように付近への立ち入りを規制していて遠回りをするように呼び掛けています。また火災発生時から警察と消防が近隣住民の住宅をまわって避難を呼びかけています。この火事で江田島市は避難所を開設し、5世帯7人が避難しているということです。消防によると午前9時40分ごろ、「山手に炎が見える」と通行人などから通報が相次ぎました。これまでに約7ヘクタールを焼き、消防は午後5時半前、日没のため17日の消火活動を打ち切りました。■付近の住民「有線放送で(火事の発生の知らせがあり)慌てて帰りました。炎も見えましたからね」海上自衛隊によると、当時、現場付近の射撃場で、隊員が機雷を除去する想定の訓練を行っており、爆薬を使っていたということです。射撃場でも火事が発生しており、そこから出火した可能性があるということです。現時点でケガ人はいません。出火元となった可能性がある海上自衛隊の射撃場は、江田島市の北側にあり、付近には、特別養護老人ホームなどもあります。江田島市によると入所者など約150人が別の施設に、また避難所には住民、5世帯7人が避難しています。避難した住民は…。■避難した住民「自宅の方に火が下りてこないように飛び火とかもちょっと心配」17日の消火活動は、午後5時半前に日没のため打ち切られました。現場周辺では、海風で延焼する可能性があるため、規制線の範囲が広がりました。住民は、不安な一夜を過ごすことになります。以上、現場からお伝えしました。
《1月17日午後6時15分時点》
最終更新日:2025年1月17日 19:56