米国の脱退は「遺憾」、再考促す WHOが声明 – 日本経済新聞

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【ダボス(スイス東部)=北松円香】世界保健機関(WHO)は21日、トランプ米大統領が米国のWHO脱退を決めたことについて「遺憾だ」とする声明を発表した。WHOは米国人を含む世界の人々の健康と安全を守る重要な役割を果たしているとして脱退の再考を求めた。

WHOは米国が同機関の創設メンバーだったと説明し、「米国の諸機関もWHOに貢献し、その恩恵も受けてきた」と引き続き加盟する重要性を強調した。

トランプ氏は米国がWHOへの多額の拠出金を負担していることについて「少し不公平に思えた」と指摘し、20日の就任と同時に脱退を指示する大統領令に署名した。1期目の2020年にも離脱する意向を表明したが、その後大統領に就任したバイデン氏が脱退方針を撤回していた。

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