経済アナリストの森永卓郎さん死去 67歳、原発不明がんで 23年「ザイム真理教」がヒット 30年来の親交・荻原博子氏に語った「死生観」(1/2ページ)

経済アナリストの森永卓郎氏

「モリタク」の愛称で親しまれ、庶民目線で経済を解説した経済アナリストの森永卓郎(もりなが・たくろう)さんが28日午後1時33分、原発不明がんのため埼玉県所沢市の自宅で死去した。67歳。東京都出身。家族葬を行う。

2023年11月に医師から「余命4カ月」と告知された後もラジオ出演や執筆を続けた。長男の経済アナリスト、康平氏は「闘病中は本当に多くの方から応援のメッセージをいただき、本人だけでなく私たち家族も勇気づけられていました」とコメントした。

森永さんは東大経済学部卒業後、日本専売公社(現JT)、三和総合研究所(現三菱UFJリサーチ&コンサルティング)を経て独協大教授に。2003年の著書『年収300万円時代を生き抜く経済学』がベストセラーになった。23年の『ザイム真理教』もヒットした。

上武大教授の田中秀臣氏はXで「僕がこうして時論を書いているのも森永さんが『日銀不況』(2001年)を出したから」と投稿した。

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