絵本作家のいわむらかずおさん死去、85歳…「14ひきのあさごはん」「かんがえるカエルくん」

絵本作家のいわむらかずお(本名・岩村和朗)さんが昨年12月19日、老衰で死去した。85歳だった。告別式は近親者で済ませた。喪主は長男、康一朗氏。

いわむらかずお作「14ひきのあさごはん」の表紙=童心社提供

東京都出身。東京芸術大を卒業し、1983年に森の中で暮らす野ねずみの家族を描いた「14ひきのあさごはん」で絵本にっぽん賞、96年刊行の「かんがえるカエルくん」で講談社出版文化賞絵本賞を受賞。「14ひき」のシリーズ全12冊の累計発行部数は、800万部を超える。2014年にはフランス芸術文化勲章「シュバリエ」を受章した。

いわむらかずおさん

1998年、栃木県那珂川町に「いわむらかずお絵本の丘美術館」を開館し、館長を務めた。同館では、3月28日に「いわむらかずおさんを音楽と落語で送る会」を開く。

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