13日午後、茨城県常総市の雑木林で、下草から火が出て、強風にあおられて付近の建物などに燃え広がり、3時間がたった今も燃え続けています。これまでにけが人などは確認されていませんが、市は午後4時すぎ、市内の坂手町全域に避難指示を出しました。
13日午後3時前、常総市坂手町で「枯れ草が燃えていて火の粉が舞っている。近くの建物に延焼する可能性もある」と消防に通報がありました。消防によりますと、火が出たのは金属回収業者の工場近くの雑木林で、下草から火が出て強風にあおられ、付近の建物などに燃え広がっています。
消防がポンプ車など19台を出して消火活動を進めていますが、3時間がたった今も燃え続けています。
NHKのヘリコプターが午後4時前に撮影した映像では、倉庫のような建物や下草から激しい炎があがり、立ち上った黒い煙が風にあおられていました。
火は複数の場所からあがっているとみられ、消防が消火活動にあたっていました。
これまでのところけが人は確認されていないということですが、常総市は延焼のおそれがあるとして、午後4時18分に町内全域の720世帯2043人に避難指示を出しました。市は避難所を市の施設「水海道あすなろの里」に開設したということです。
現場は関東鉄道常総線の水海道駅から西に4キロ余りの工場などが点在する地域です。