警視が「マンションから火」と虚偽通報、消防車14台出動…女性警官への付きまとい容疑でも書類送検

秋田県警は24日、警察本部に勤務する50歳代の男性警視が消防への虚偽通報や女性への付きまといを行ったとして、偽計業務妨害とストーカー規制法違反の両容疑で秋田地検に書類送検し、停職3か月の懲戒処分とした。警視は同日付で依願退職した。

秋田県警察本部

県警幹部によると、警視は犯行時、教養課長の立場で、昨年8月に警務部付に異動となっていた。

県警によると、警視は昨年8月11日夜、秋田市山王地区の公衆電話から「マンションから火が出ている」と虚偽の119番で消防車14台を出動させ、秋田市消防本部の業務を妨害した疑い。警視は泥酔していたといい、現場に駆けつけた秋田中央署員に保護された。「嫌がらせをする相手がマンションにいた」と話していたという。

昨年5~9月頃には、女性警察官の自宅付近を車で巡回したり、メールを複数回送ったりした疑いがある。女性が県警に被害届を提出し、発覚した。

県警の加藤和司首席監察官は「幹部警察官がこれらの非道行為をしたことは言語道断であり、極めて遺憾。同種事案の根絶に努めたい」と話した。

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